ジャングル・ブック

THE JUNGLE BOOK
監督 ジョン・ファヴロー
出演 ニール・セティ
原作 ラドヤード・キプリング
脚本 ジャスティン・マークス
撮影 ビル・ポープ
編集 マーク・リヴォルシー
音楽 ジョン・デブニー
2016年 イギリス・アメリカ作品 106分
好き度☆☆☆☆


動物たちが全てCGなのに、まったく本物らしく自然に見えるのが素晴らしい

予告編で、少年モーグリと母オオカミとの別れに泣いて、そのあと流れてくる雄大な音楽に感激して。何度もその予告編は見て、本編も見てみたいという気持ちがふくらんだ。
2D吹替版で観賞。
物語は、すっきり簡単で良い。大勢いた子どもたちの観客も、だから飽きなかったのだろう、うるさくすることがなかった。

オオカミが、なにしろ、かっこいい!
子どものオオカミは、かわいい!
私はネコ好きなんだけど、オオカミはイヌ系だから、イヌも好きなのか!? ネコ派なのかイヌ派なのか…。
けっきょく、どちらも好きなのね!? と結論。なんのこっちゃ。

モーグリ、火を落っことして火事にしたの、怒られないんだろうか。
あと、めっちゃハチに刺されていたが、平気そうで驚き。蚊に刺されるようなものじゃないと思うんだけど。

吹替版だったので、スカーレット・ヨハンソンさんの声を聞けなかったのが残念だったのだが、エンドロールで色っぽい歌が流れてきたとき、もしかしたらスカヨハ歌ってる?と思った。
クレジットを見ていたら、やっぱり彼女の歌だった。ちょっと、うれしい。

クマのバルーが歌い、サルのデカイやつのキング・ルーイも、ミュージカルもどきに歌う。

バルーは、はちみつを取りたいけど、崖を登れない。ところが、モーグリを助けるためには崖を登るんですよね。そう、友だちのためなら!
そういうのを、さらりとやっているのも、いいところ。

トラさんが、ひとり悪役だったのは、かわいそう。
それを考えると、今回とてもいいやつだったクマさんも、なにかの拍子には人間を襲ったりもするわけで、善い悪い、なんて相対的なものなのかも。

動物の声担当を、吹替版、英語版の順に書いておく。
最初にモーグリを保護した黒ヒョウのバギーラ…松本幸四郎、ベン・キングズレー
クマのバルー…西田敏行、ビル・マーレイ
モーグリの母親代わりのオオカミのラクシャ…宮沢りえ、ルピタ・ニョンゴ
ベンガルトラのシア・カーン…伊勢谷友介、イドリス・エルバ
ニシキヘビのカー…朴?美、スカーレット・ヨハンソン
伝説の巨大類人猿ギガントピテクスのキング・ルーイ…石原慎一、クリストファー・ウォーケン
オオカミのリーダーのアキーラ…大川透、ジャンカルロ・エスポジート

そして、ヒーローの少年モーグリを演じるのは、ニール・セティくん。吹替は、北原十希明くんでした。

本作の監督のジョン・ファヴロー自身も、コビトイノシシの声を演じたそうです。
なぜか、(監督の)サム・ライミも、大リスの声を。何のつながりで出演したのでしょうね?




〔2016年8月29日(月) イオンシネマ 板橋〕


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