メッセージ

ARRIVAL
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演 エイミー・アダムス  ジェレミー・レナー  フォレスト・ウィテカー  マイケル・スタールバーグ  アビゲイル・ピニョフスキー  ジャディン・マローン  ジュリア・スカーレット・ダン  マーク・オブライエン  ツィ・マー
原作 テッド・チャン
脚本 エリック・ハイセラー
撮影 ブラッドフォード・ヤング
編集 ジョー・ウォーカー
音楽 ヨハン・ヨハンソン
2016年 アメリカ作品 116分
好き度☆☆☆


なかなか地味どしたなあ。

なまりに意味はありません。なんとなく。宇宙人ぽくもありません。
エイミーさん好きなので、彼女の映画なら、たいてい満足します。

以下、ネタばれしますが…。

未来がわかる。その未来で知ったことを、いま(未来から見れば過去)使って現在を修復する。
そうすると、いろんなことを都合よく直せるようになるのか? 病気などは避けられないかもしれないが。
でも、おかしくないか? 修復する以前の「いま」を受けて「未来」があるわけで、そうしたら、その「未来」には「いま」を修復できる内容は含んでいないのでは?
という、鶏が先か卵が先かみたいなタイムパラドックスのようなことになり、あいかわらず私はわけがわからなくなる
でも、おかしい、と思う。

子どもが病気になることは修復できず、だから、わかっていても結婚して出産する?
おおざっぱにいえば、なにがあっても子は宝?
時間軸がないというより、未来もわかっている状態…。

追記:あとから、こう考えた。
「時間の後先がない」ということは、いまが修復された時点で、その他すべてのことも、それにつられて一気に変わるわけか!
とすれば未来(時間の後先がないから「未来」とはいえないが)は常に現在(時間の後先がないから「現在」とはいえないが)とリンクしているから、問題はないわけか!?
でも、ひとりひとりが自分に都合よく改変していったら、数え切れないほどの、さまざまな歴史ができるんじゃ? そういうのが、すべて存在する、いわゆるパラレルワールドか。…もう知らん。(笑)

音楽が、ヴィルヌーヴ監督の前作「ボーダーライン」と似ている感じだなあと思ったら、担当が同じく、ヨハン・ヨハンソンだった。同じようなことをやってちゃ面白くないでしょ。

未来がわかる宇宙人なら、英語くらい前もって学習しておいて、さっさと用件を伝えたらどうなのかなあ。
しかし、あの文字、墨っぽいよねえ。




〔2017年5月28日(日) TOHOシネマズ 新宿〕


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