ハクソー・リッジ

HACKSAW RIDGE
監督 メル・ギブソン
出演 アンドリュー・ガーフィールド  テリーサ・パーマー  レイチェル・グリフィス  サム・ワーシントン  ヒューゴ・ウィーヴィング  ルーク・ブレイシー  ヴィンス・ヴォーン
脚本 ロバート・シェンカン  アンドリュー・ナイト
撮影 サイモン・ダガン
編集 ジョン・ギルバート
音楽 ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
2016年 オーストラリア・アメリカ作品 139分
好き度☆☆☆★


銃を持たずに、人を助けることで、彼は戦った。

実話なのに驚き、いままで彼のことを知らなかったことにも驚き。とくには世に語られていなかったのか。
主義により銃を持たず、衛生兵として戦場に立ち、75名を救った。

映画は、少年時代から始まり、彼女との出会い、入隊、訓練と、ていねいに描いていく。
病院で彼は彼女にひと目惚れ。美人だもん、私でも惚れますって。あとで調べたら、テリーサ・パーマーさんが演じていて、「ライト/オフ」の彼女だとは、まったく気づいていませんでした! 「ライト/オフ」のときよりも美しい気がするのは、なぜでしょう。

戦場となるのは沖縄。現在の浦添市にある前田高地。映画の前宣伝では、沖縄戦が舞台だとは、まったく触れていない気がする。アメリカ軍兵士が主役だから、敵側は日本軍になるわけで、だから、あんまり触れたくないのでしょうか。
それとも、私が宣伝情報に触れていないだけか?
戦闘シーンは、とにかく、ものすごい。こんなこと、お互いにやったら、そりゃ死ぬよ! って悲惨。なんで、こうしなきゃいけないの、と戦争なんか、やっちゃいかん!と思うのであった。
しかも、日本人とアメリカ人…。

しかし、あの崖を、ほんとうに、ひとりの力で、ロープで次々に負傷兵を降ろしたのか、と、またもや驚いてしまう。崖を降ろすこと、4時間にわたったのだそうだ。
ラストには、本人や同じ部隊の兵士のインタビューがあって、実話の感動を深める。本人が出てくると、ああ、ほんとにあったことなんだなと実感できて印象が強くなる。




〔2017年6月25日(日) イオンシネマ 大井〕


映画感想/書くのは私だ へ        トップページへ