新感染 ファイナル・エクスプレス

TRAIN TO BUSAN
監督 ヨン・サンホ
出演 コン・ユ  キム・スアン  チョン・ユミ  アン・ソヒ  マ・ドンソク  チェ・ウシク  キム・ウィソン
脚本 パク・ジュスク
撮影 イ・ヒョンドク
音楽 チャン・ヨンギュ
2016年 韓国作品 122分
好き度☆☆☆☆


どこまで行くか、まだ行くか、と観ていて満腹のエクスプレス。

評判がよろしいので、見ましょうね、と最近めったに行かない新ピカ(新宿ピカデリー)まで足を運んだ。
ここも含めて、いつも思うのだが、映画館って、すわって待つための椅子が少ない。待つなら当然立っていなさい、または、早く来るな、とでも?
スペース的にも何百個も椅子を置くわけにもいかないのでしょうけれどねえ。

話は簡単で、ゾンビ系感染者が特急に乗り込んでしまい、密室空間で、いかに逃げ延びるか。
逃げ場がないと思われた電車内でも、感染者の習性によって、ある「歯止め」が可能になるあたりは上手い脚本
感染者がいる車内を突破して、別の車両に行かなければならない状況をつくるところも上手い。
車内だけでなく、駅でのアクションも入れてくるので、飽きることはない。

父娘、恋人同士、姉妹など、さまざまに愛情や信頼関係のドラマがある。
しかし、なかには、他人を蹴落としてでも何が何でも助かりたい!と、主張し行動する、自分勝手感100%の男もいて、ひとりのせいで何人感染したことか。
でも、こういうヤツの意見に乗ってしまう人々もいるわけで、自分だってあの場にいたら、同じじゃないかと思う。
ちなみに、この自分勝手男、笑っちゃうほど、ひどいヤツだが、最後は哀れでもあり、逆に超重要キャラなので、演技者としては、やりがいがあるはず。

主人公、大沢たかお! かと思いましたよ。(違うのねえ。)
妊婦さん、走りまくるわ、狭いところ通るわ、もろもろで流産するのか、途中で産まれちゃうのか、心配しました!
で、「新感染」とは、よくネーミングしたもんだ(笑)。原題は「釜山行き列車」なんだけど。
ほとんど見ないが、韓国映画、やはり、熱い、濃いイメージが変わらない。




〔2017年9月24日(日) 新宿ピカデリー〕


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