オリエント急行殺人事件

MURDER ON THE ORIENT EXPRESS
監督 ケネス・ブラナー
出演 ケネス・ブラナー  デイジー・リドリー  ミシェル・ファイファー  ペネロペ・クルス  ジュディ・デンチ  ジョシュ・ギャッド  ルーシー・ボーイントン  ウィレム・デフォー  ジョニー・デップ
原作 アガサ・クリスティ
脚本 マイケル・グリーン
撮影 ハリス・ザンバーラウコス
編集 ミック・オーズリー
音楽 パトリック・ドイル
2017年 アメリカ・イギリス・マルタ・カナダ作品 114分
好き度☆☆☆


最後の審判を下すのは、ポアロ!?

過去の映画版でも、海外のテレビ版でも見たことのあるお話。
犯人は知っているから、俳優がどんな演技をするか、映像でどんな見せ方をするか、のほうに注目が行く。
それがわかっているせいか、映画では謎解きに、あまり力を入れていない感じ。
乗客に、ひと通り聞き取り調査をして、あることとの関連性から、なんとなく解けていったような。

この事件、ポアロにとっては、ものすごく彼の中で葛藤する、稀有なものなのですよ。
究極の命題というか。

クライマックスでは、いつも泣いてしまう私。この話では。
今度も例に漏れず。

エンドロールで歌が流れるのだが、誰が歌っているのかなと見ていたら、なんと! 出演しているミシェル・ファイファーさんだ!
歌詞は多少聞き取れたけど、これ、歌詞の訳を出してほしかった。たぶん、映画の内容にからんで、しみじみするのでは?

戦争はもちろん、犯罪も、人を不幸にする。(義賊が不当に儲けた金持ちから奪う場合などは別かもしれない。)

家庭教師の役で、デイジー・リドリーさん。1週間後には「スター・ウォーズ」で、まるっきり違う人になる。
ライトセーバーは振り回していなかった。(当たり前)

さまざまな風景のなかを走る列車の光景が美しい
列車のなかを歩いて客車や食堂車などをどんどん通り抜けていく人物をずっと追うカメラが、列車の長さと豪華さを見せる。そんな視覚的なテクニックも、いくつか工夫されている。
しかし、乗客の誰が印象に残るかといえば…ポアロかな!?(笑)




〔2017年12月10日(日) イオンシネマ 大井〕


映画感想/書くのは私だ へ        トップページへ