シェイプ・オブ・ウォーター

THE SHAPE OF WATER
原案・監督 ギレルモ・デル・トロ
出演 サリー・ホーキンス  マイケル・シャノン  リチャード・ジェンキンス  オクタヴィア・スペンサー  マイケル・スタールバーグ  ダグ・ジョーンズ  
脚本 ギレルモ・デル・トロ  ヴァネッサ・テイラー
撮影 ダン・ローストセン
編集 シドニー・ウォリンスキー
音楽 アレクサンドル・デスプラ
2017年 アメリカ作品 123分
好き度☆☆☆


マリリンの歌!?

マリリン・モンローさんの幻の歌が流れる、とファン仲間から聞いていての観賞。
でも、観ているときは映画の内容にのめり込んでいたので忘れていて、マリリンの歌らしきものが終わりそうになってから、おおっ!?と気づいたのであった。

エンドロールを観ていたら、ちゃんとマリリンが歌っていると書かれていた。
“How Wrong Can I Be”という曲で、スターになる前に録音していて、レコードやCDにも入っていない。
今回の映画のサウンドトラック盤にも入っていないんじゃないだろうか。

もう一回観ないと、しっかり確認できないのだが…しかし、私にとっては、それほど観たい気にはならない作品だ。

喋れない女性が半魚人と恋に落ちて、施設から助け出そうとして…。

表面上のことではなく、本当に美しいもの、本当は醜いものとは、なんなのか。
マイノリティの問題。
マイケル・シャノンのほうが、よっぽど怪物じゃん。
世界は、水の形(タイトル名)のように柔軟に、助け合い、慈しみ合わなければ。
…なんてことを寓話的に描いたのかなどとは思うが、映画として、そんなに感動しないし。

サリー・ホーキンスさんの裸が意外なほど見られるのに驚き。
でも、それほど必要あるのかなあとも。

浴室のドアの隙間にタオルかなんかを置いて、湯を部屋中に満たして半魚人と一緒に抱き合おうとしたシーンで、私は彼女の常識を疑った。
まず確実に、お湯、漏れるでしょ。
まったく同感できないことをされると、もう、気に入らなくなるよね。

サリーもシャノンも、エッチがストレートすぎ。半魚人がエッチできるんだ、そのときには、こんなふうに出てくるんだよ、なんてガールズトークしたり。(これは監督の問題だが。)

そんなこともあり…アカデミー作品賞は、へええ、という感じ。
「七年目の浮気」で「大アマゾンの半魚人」を観て、半魚人に同情していた娘を演じたマリリンは、受賞を喜んだだろうけれど。




〔2018年3月4日(日) ユナイテッドシネマ としまえん〕


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