犬ヶ島

ISLE OF DOGS
脚本・監督 ウェス・アンダーソン
声の出演 コーユー・ランキン  ブライアン・クランストン  エドワード・ノートン  ボブ・バラバン  ビル・マーレイ  ジェフ・ゴールドブラム  野村訓市  スカーレット・ヨハンソン  フランシス・マクドーマンド  グレタ・ガーウィグ  リーヴ・シュレイバー      ティルダ・スウィントン  F・マーレイ・エイブラハム  オノ・ヨーコ  渡辺謙
原案 ウェス・アンダーソン  ロマン・コッポラ  ジェイソン・シュワルツマン  野村訓市
撮影 トリスタン・オリヴァー
編集 エドワード・バーシュ  ラルフ・フォスター  アンドリュー・ウェイスブラム
音楽 アレクサンドラ・デスプラ
2018年 アメリカ・ドイツ作品 101分
好き度☆☆☆☆


日本を舞台にして、有名な監督がアニメを。

見ておきたい興味がありつつ、公開してしばらくしてから、やっと観た。

ストップモーションアニメは「間」をつくって、とぼけたような味をだしやすいのかもしれず(作家の個性なのかどうかは、よく知らない。もともと人形の表情が変わらないわけだし)、独自な感覚をじゅうぶんに楽しめた。

オープニングタイトルは、和太鼓を叩く3人。日本的で、音として、かっこいいし盛り上がる
スタッフなどの名前が、英語とカタカナ両方で出るのもスタイルとして(外国人はカタカナは読めないだろうから)面白いし、日本リスペクトでもあろう。

市長の政策により、犬は、ある島に捨てられていく。
主人公の少年は、その「犬ヶ島」へ自分の犬を探しにきた。
野良犬5匹チームが彼に協力するが…。

特徴のある、唯一無二なアニメ感が、なんといっても、いい。
それほど変でない日本も、見どころ。去年の「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」もそうだったが、わりとしっかりした日本描写には好感をもてる。

スカヨハの声は聞いて分かる。(役柄としても、このワンコだろ!?と予想はつく。)
オノ・ヨーコさんが参加したり、なかなか油断のならないボイス・キャストだ。

自分としては猫派だが、犬も、まあ可愛い。
打ち捨てられても、基本は忠実で仲間思いで義理人情的(犬だけど)で愛がある。お偉いさんで身勝手な人間は見習うべきでは。




〔2018年7月4日(水) 池袋HUMAXシネマズ〕


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