若おかみは小学生!

監督 高坂希太郎
声の出演 小林星蘭  水樹奈々  松田颯水  遠藤璃菜  小桜エツコ  ホラン千秋  設楽統  一龍斎春水  一龍斎貞友  薬丸裕英  鈴木杏樹
原作 令丈ヒロ子
脚本 吉田玲子
2018年作品 94分
好き度☆☆☆★


グッジョブ! 悪者がいないのもいいし、思いやり、癒し、許し、なんて大事なものを含んでいる。
と、ツイートしたさ。

テレビアニメを放送していたのは知っていたけど、見ることはなかった。
ツイッターで良い評判を目にし、人気のある児童文学と知り、映画館でもう1本観たいと思ったときに、ちょうど時間が合ったのが本作。
内容を知らずにタイトルだけ見たら、子ども向けだと受け取って、観るのをパスするに決まってますね。

小学6年生の「おっこ(関織子)」は、両親を失くし、おばあちゃんが女将をつとめる温泉旅館「春の屋」に住み、若おかみとして働きはじめる。
さっそく幽霊や子鬼(怖くないどころか友だちになる)が出てきたり、ライバル旅館の同級生がいたり。
安定して、まとまっている印象。
多少、けなげすぎる感はあるが、性格的なものもあるだろうし、原作は多くのエピソードがあるはずだし、90分程度にうまくまとめた早足の影響もあるのだろう。
宿泊客である占い師のグローリー・水領さんについて、いきなり宿泊中のシーンから始まっていたので、はじめは「このひと、誰?」という感じはあったが。

おっこは、かわいくて、応援したくなって当然。
老舗旅館の女将なんて、いやでも作法や心遣いが身につくよね。




〔2018年10月21日(日) TOHOシネマズ 日比谷〕


映画感想/書くのは私だ へ        トップページへ