青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

監督 増井壮一
声の出演 石川界人  瀬戸麻沙美  水瀬いのり  東山奈央  種ア敦美  久保ユリカ  内田真礼
原作 鴨志田一
脚本 横谷昌宏
編集 三嶋章紀
音楽 fox capture plan
2019年作品 90分
好き度☆☆☆


タイムトラベル系の話は、ややこしくて困る。

タイムトラベルの結果、何をどうしたらどうなるのか、よくわからない。論理的なアタマではないので。

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」(通称「青ブタ」のシリーズ)のアニメは昨秋放送され、全話見た。
さまざまな「思春期症候群」にまつわる話で、もとはライトノベル。今回の映画は、ノベルでは6、7巻の内容なのだそう。

ショッキングというか、テレビアニメ部分も含めて、それまでで最もドラマティックなストーリーなのではないか。映画化には、ふさわしいかも。
ショッキングではあっても、ああ、タイムトラベルなら、どうにかできそうだと、やがて思えてくる…ので、それほど感情には響かなかった…。

テレビアニメを見ていた最初は、第1回から順番に見ていなかったせいか、主人公男子が「サクタ」と呼ばれていたので「作田」みたいな苗字だと思い込んでいたが、彼の名は「梓川咲太」だった。

彼を取り巻いているのが、ほとんどが若い女性であり、本作では6名ほども出てくるから、うらやましいったらない。
バニーガール先輩の桜島舞衣さんとはラブラブになったし。
ほかの5人は、謎の少女で今回のヒロイン・牧之原翔子、後輩の古賀朋絵、科学部の双葉理央、妹の梓川花楓(かえで)、舞衣さんの異母妹でアイドルグループの一員・豊浜のどか。
テレビアニメを見ておけば、おー、あのキャラ出てきた、と楽しい。

残念なのは、テレビアニメでのオープニング曲をやってくれなかったこと。
the peggies の「君のせい」は、流れるたびに、かっこいい!と思って見ていたので、映画でも使ってくれたら、個人的には盛り上がったのになと思う。
テレビ版と差別化したのか。
ただ、映画版のエンディング曲は、テレビでもエンディングだった歌を、(クレジットをちらりと見た限りでは、たぶん)女子キャラ6名全員で歌っている。

舞衣さんの声は瀬戸麻沙美さんで、本作の彼氏・咲太役の石川界人とは、現在放送中の「楯の勇者の成り上がり」では従者と勇者の関係(といっても、従者のほうは恋愛感情をもっている)になったりして、そういうところを知るのも興味深い。
翔子さんの声は水瀬いのりさん。私としては「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の女神ヘスティアさんだ!と思っちゃうけど、こうして声優さんで楽しめるのも、アニメの世界なんですね。
…と、話はそれつつ長くなりました。

つまり、アニメに、はまっていますよ、ということで多少熱く語りました。
おたくじゃ決してありません。




〔2019年6月23日(日) 池袋HUMAXシネマズ〕


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