フォードvsフェラーリ

FORD V FERRARI
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 クリスチャン・ベイル  マット・デイモン  カトリーナ・バルフ  ノア・ジュープ  レイ・マッキノン  トレイシー・レッツ  ジョン・バーンサル  ジョシュ・ルーカス
脚本 ジェズ・バターワース  ジョン=ヘンリー・バターワース  ジェイソン・ケラー
撮影 フェドン・パパマイケル
編集 アンドリュー・バックランド  マイケル・マカスカー  ダーク・ウェスターヴェルト
音楽 マルコ・ベルトラミ  バック・サンダース
2019年 アメリカ作品 153分
好き度☆☆☆★


この監督らしく、しっかりできてるなあ

という、偉そうな感想。しかも、このジェームズ・マンゴールド監督の作品を全部見ているわけでもないが。

提携を拒否されたこともあって、カーレースでの打倒フェラーリに燃えるフォード。
雇ったのが、まっと・でいもん。でいもんがレーサーとして目をつけたのがクリスチャン・ベイル。
このバディ、それにベイルの家族を描きながら、マシン開発(これは簡潔に)、カーレース(クライマックスが「ル・マン」)に進んでいく。

敵はフェラーリなどの外部のみではなく、フォードの上層部にもあった…社長周辺の現場を知らない人間たちの考えが、現場の人間からすると「おいおい」という感じの方針になる。ありがちですね。

ベイルがル・マンのレースの最後にとった選択と振る舞いは、じんわり、そして、さわやかでした!
しかし、レーサーは、つくづく、危険と隣り合わせだ。

ル・マンというと、かつて見た、スティーヴ・マックイーン主演映画「栄光のル・マン」を思い出し、あちらはレース・シーンが多く、レースの迫力を楽しめた。
対して本作はドラマ部分も多いせいもあるのか、レースを見ている感覚の熱中度は少し及ばない気がする。

若い時分に見た映画のほうが心に残るということもあるだろうし、作品として見せようとする全体像が違うのだろうから、比べるべきものでもないが、そう思ってしまうのは、いたしかたない。




〔2020年1月12日(日) イオンシネマ 大井〕


映画感想/書くのは私だ へ        トップページへ