ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

THE SUICIDE SQUAD
脚本・監督 ジェームズ・ガン
出演 マーゴット・ロビー  ダニエラ・メルキオール  ジョン・シナ  ジョエル・キナマン  デヴィッド・ダストマルチャン  ヴィオラ・デイヴィス  イドリス・エルバ
撮影 ヘンリー・ブラハム
編集 フレッド・ラスキン
音楽 ジョン・マーフィ
2021年 アメリカ作品 132分
好き度☆☆☆☆


なにこのハーレイ・クインの新しいヤツ、めちゃ面白いやんけ! 笑かしどころツボも(ほぼ)ピッタリ波長が合うしさ!
と、観た直後にツイッたね!

最初から、おいおい何してくれちゃってるの、おじさん、バイオレント! と来てーの、怒濤の海岸侵攻作戦で早くもクライマックスか!とわくわくしながら、予想を飛び越えたトンでも展開で唖然としつつ、そう来るのね、やりたい放題ねと、ニヤけた表情でスクリーンくぎづけられつつ、時間が戻って、おお、そういうわけかい!と、なおかつクライマックスがとぎれないような感覚で、ときおりギャグをかましながら飽きさせない。

ハーレイ・クインだけじゃなくて、その他たくさんのキャラが個性を発揮しまくり、埋没していないのが素晴らしい。
では、彼女だけでは、映画一本もたないのかといったら、そんなことはカンケ―ないのかもしれぬ。
ハーレイいちばんの見せ場では、彼女ひとりで状況を打開し、殺戮しまくり、ハンパない戦闘能力だ! 反撃の形をとっているので、残酷、非道い!じゃなくって、やったれやったれ!の痛快さしかない。しかも、象徴の小鳥と花弁がかわいくキレイに飛びかう構図のファンタジー! 小鳥をなめんな! やられてばっかじゃねえぞ! そういえば前作は BIRDS OF PREY とタイトルにもついていたではないかいな! BIRDS OF PREY は猛禽類だけど。

ラスボス登場で、なんじゃこりゃー!マンガか!と普通だったら気分が冷めそうなところが、これもありなんじゃない、おもしろいんじゃない、と思えるから、すごい。勢いだ。娯楽だ。大画面だ。
テンション一気通貫、楽しい楽しい。




〔2021年8月23日(月) イオンシネマ 板橋〕


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