この本を盗む者は

監督 福岡大生
声の出演 片岡凜  田牧そら  伊藤静  土屋神葉  諏訪部順一  東山奈央  上田麗奈  高橋李依  千葉繁  朴路美
原作 深緑野分
脚本 中西やすひろ
音楽 大島ミチル
2025年作品 85分
好き度☆☆☆★


原作をうまくまとめているなあと思いました!

85分なんだよね。そのくらいにまとめるほうが、多少むずかしいというか、わけわからない話(そういうファンタジーだから、それでいい部分もある)なので、長いとダレるはず。
主役の女子高生・深冬が真白と出会って、ひとつめの異変を解決したあと、原作では真白とは別れてしまって、映画のように家につれてきたりしない。映画では、このまま次の異変に移っていくわけで、見事な時間短縮になる。
祖母のたまきと神社の神様(?)が、映画では視覚化されたこともあって、だいぶインパクトが大きくなりましたね。

テレビの予告編で深冬の声が、へたっぴいに聞こえてしまって少し心配だったが、本編を観ると、そういうキャラだと思えばそれほど変には感じなかった。
真白は、真っ白な犬になるから楽しみで、映画の良さは、やっぱりビジュアルで確認できるところだよな!と深く、うなずきました!

この話が何を言いたいのかは、それほどたいしたことではないのかと思われ…本は知識の源だよ、いろんな想像の世界だよ、本は禁止してはいけないよ、わけのわからない世界でもがんばって(大切なことのために)生きること、とかあるでしょうけれど。何が飛び出すかわからないファンタジーの世界を楽しむのがいちばんでしょう。
著者としては、たとえば辻村深月の「かがみの孤城」のようなファンタジーを書いてみたかったのでは、なんてことも思いました。




〔2026年1月11日(日) T・ジョイ エミテラス所沢〕


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