マリリン・モンロー写真展 2001


このテキストは、2001年7月7日・8日に日記に書いたものを転載、追記したものです。

7月7日、七夕の日。横浜のそごう美術館まで行って、「マリリン・モンロー写真展」を見てきた。
マリリンが織姫、私が牽牛ってとこですか。照れるなあ…。(おいおい)
3月に新宿の伊勢丹美術館で開催されたときに一度見ているので、今度が2回目だ。

うちから2時間弱の旅で、やっと到着。やれやれ。桜木町駅などは降りたことがあるが、横浜駅って、用事がなくて、ほとんど降りた覚えがない。でも、そごうは駅からすぐのところだったので、迷うこともなかった。まっすぐつながっていて、近い。

会場に着いたのが11時半ころ。まだ時間が早いのか、あんまり混んでいない。
今度は、一人でゆっくり存分に見るつもりだったから、人波に揉まれることなく見れるのは嬉しい。

今回心に残ったのは、たとえば、マリリンがファンにサインをしている数点の写真。口元が自然にほころんで、とても幸せそうなのだ。映画界に入って、いやなことも多かったと思うけど、こういう心なごむ幸せな瞬間も、たくさんあったことを信じたい
その幸せも彼女自身の魅力で勝ち得たものなのだ。

クラーク・ゲーブルの息子の洗礼式での写真。陰から見守っているような、優しい表情の前で、私は、長い時間、足を止めた。その優しさ、慈しみを表した表情は、聖母というものが、もしもいるならば、それは彼女のことだと思わせた。

とくに今回は、たぶん撮られることをほとんど意識していないときの、どこか寂しそうな、地のままの表情に惹かれた。

さっささっさと写真を見ていく人が多い。そんなに早く、流れ作業みたいにして見ないでほしい。彼女を見たくて来てるんじゃないの? 時間がないの? 日本人の団体ツアーじゃないんだよ。

「お熱いのがお好き」の完全台本(英語)や写真が満載の豪華本、15000円也を、マリリン友達の、MさんやNさんが買った、と聞いていたので、私も見せてもらった。

発売したばかりで、まだ3冊しか売れていないという。そのうちの2人知ってます、なんて話をしながら見ているうちに、私もむらむらと欲しくなってきた
マリリンの書きこみメモ?の複製まである。すごくリアルで本物のようだった。
そして私は…ええい!と、清水の舞台から、ライオンもこりゃあ子供を落とさないだろうというような奈落の底に飛び降りるような気持ちで、1冊買ってしまったのであった。まだ税関かどこかにあるということで、2週間後くらいに到着予定。

定価150ドルらしいので、輸入本だから、今後は15000円より、もうちょっと高く売られるのではないだろうか。ゲット・ア・チャンスは、写真展終了の7月8日まで!

会場を出て、隣にあった喫茶店に入り、サンドイッチとアイスコーヒーを注文した。アイスコーヒーは、グラスに氷だけが入り、コーヒーは別のポットに2杯分入って出てきた。こういうアイスコーヒーははじめて目にした。まるでカレーとライスが別に出てくるシーンを脳裏に思い起こさせるような高級感、VIP待遇なのであった…。(ちゃうちゃう!)

【後日談】
日記を書いた後、同じくマリリン友達のSさんも買っていたことが判明! 結局このとき買っていた3人は、すべて知人だったのだ! しかし、わたくしめ、15000円の豪華本、なかなか見るヒマがありません。重い、でかい、なので、直接たたみの重しになっております。
けっきょく何冊売れたのか。



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