AFIが選ぶ女優たち


AFI(アメリカ映画協会)が1999年6月に発表した、ベスト俳優たち。
その女優部門の第6位に、わがマリリンがいる。

映画100年を記念して、AFIは、1998年に「映画ベスト100」、1999年に「映画スター」と続け、以後「笑える映画」、「スリルのある映画」、「情熱的な映画」と発表してきた。2003年6月には「ヒーロー&悪党」を発表する予定。

「映画ベスト100」のときの投票者は、批評家なども含む映画関係者1500人以上となっていたが、その後の投票も同じなのだろうか。

選ばれた女優の条件だが、1950年以前にデビューしているか、もしくは1950年以降のデビューであっても、すでに亡くなっている女優ということだ。

AFIのホームページには、“THE 50 GREATEST AMERICAN SCREEN LEGENDS”(50人の最も偉大なアメリカの映画の伝説=直訳)とあるから、すでに伝説といってもいいような俳優を選ぶ趣旨であることが想像できる。

1999年の発表だから、その時点で、50年くらいのキャリアを続けるチャンスがあった女優でなければならない、ということになる。
そのくらい長期の活躍可能期間があったことが条件。これは結構、厳しい。たとえば、遥か1951年にデビューしていても、いまだ健在な人は、対象にならないのだから。

しかし、長いキャリアがあってもなくても、亡くなっている場合はOK。なぜかといえば、亡くなっている女優は、そのキャリアが完結しているわけだから、そこで評価が確定できるからだろう。

結局、選ばれたのは、ほとんどが、現在、生きていない女優さんということになっている。
以下に、選ばれた女優25人を挙げる。


1位 キャサリン・ヘップバーン Katharine Hepburn
2位 ベティ・デイビス Bette Davis
3位 オードリー・ヘップバーン Audrey Hepburn
4位 イングリッド・バーグマン Ingrid Bergman
5位 グレタ・ガルボ Greta Garbo
6位 マリリン・モンロー Marilyn Monroe
7位 エリザベス・テイラー Elizabeth Taylor
8位 ジュディ・ガーランド Judy Garland
9位 マレーネ・ディートリッヒ Marlene Dietrich
10位 ジョーン・クロフォード Joan Crawford
11位 バーバラ・スタンウィック Barbara Stanwyck
12位 クローデット・コルベール Claudette Colbert
13位 グレース・ケリー Grace Kelly
14位 ジンジャー・ロジャース Ginger Rogers
15位 メエ・ウェスト Mae West
16位 ヴィヴィアン・リー Vivien Leigh
17位 リリアン・ギッシュ Lillian Gish
18位 シャーリー・テンプル Shirley Temple
19位 リタ・へイワース Rita Hayworth
20位 ローレン・バコール Lauren Bacall
21位 ソフィア・ローレン Sophia Loren
22位 ジーン・ハーロウ Jean Harlow
23位 キャロル・ロンバード Carole Lombard
24位 メアリー・ピックフォード Mary Pickford
25位 エヴァ・ガードナー Ava Gardner

American Film Institute ホームページより。


1位、2位は、けっこう渋い。アメリカ人には人気があるんだなと改めて認識。キャサリン・ヘップバーンはアカデミー賞を何度も取っている名女優。私がベティ・デイビスと聞くと思い出すのは、キム・カーンズが歌った「ベティ・デイビスの瞳」。映画なら「イヴの総て」「八月の鯨」。
3位から5位は、アメリカ出身者ではない。そうするとマリリンは、アメリカ娘としては3位じゃないか!



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