さて、小泉さんのシングル第2弾は、デビューシングルから約3か月後に発売された。
あの当時は、アイドル系歌手は3か月くらいのサイクルでシングル盤(CDは存在していなかったから、レコード盤ですよ)を出していたような気がする。
1982年7月5日発売。
1.素敵なラブリーボーイ
作詞:千家 和也、作曲:穂口 雄右、編曲:矢野 立美
2. 恋のヒットチャートNo.1
作詞:荒木 とよひさ、作曲:鈴木 キサブロー、編曲:船山 基紀
「素敵なラブリーボーイ」
は、1975年に林寛子さんが出したシングルのカバー。
オリコン最高位は19位。
作曲の穂口さんは、キャンディーズの楽曲を多く手がけた。
Wikipediaによれば、林寛子さんは「カバーをしたのに、あいさつがなかった」と、後にテレビ番組で発言したそうだ。どういう状況で言ったのか分からないし、怒っていたとは限らないが、もし、そうなのだったら、あいさつの機会がなかったのかもしれないし、小泉さんはデビューして間もない歌手なんだから、上の人間が手配や指導をしてあげないとね。

ジャケット写真は2種類あり。ピンクに白の水玉のほうに写真を代えたら売れた、というウワサも。胸のあたりが写っていたせいですか?
2つ折りの水着写真が、オマケでついていたのが、うれしー!
デビューシングルでは、好きな人に告白できない、待つだけの内気そうな女の子だったけど、今度は積極的。
考えてみれば、すごい歌詞なのだが、それをポップに明るくテンポよく歌うから、やらしくはない。
ただ、かわいいだけ!
考えてみれば、すごい歌詞、っていうのは、今後いーっぱい出てくる。

「恋のヒットチャートNo.1」
の作曲家・鈴木キサブローさんは、いろんな歌手に歌詞を提供していて、中森明菜さんの「DESIRE
-情熱-」(1986年)が日本レコード大賞をとっていたりする。
この曲もアップテンポの明るいラブソング。
聞いていて、どっきりする部分も。
語呂のいい言葉遊びっぽいところもある。
発売日に合わせて、夏向けの感じ。
このシングル盤発売時も、まだリアルタイムでは買っていなかったと思う。
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