2023年8月25日以来の、キョン2ディスコグラフィ。
1982年3月のデビューから、やっと1985年の終わりまで来て、もはや35本の記事になっているので、どんだけ先が長いんだ!というか、1本の記事が短いのか! そうかそうか! 自分基準では短くはないのだが。
1986年2月21日、8枚目のアルバム「今日子の清く楽しく美しく」発売。
オリコンチャート最高位2位(ウィキペディアによる)。

<IDOL SIDE>
1.なんてったってアイドル(Another Version)
作詞:秋元 康、作曲:筒美 京平、編曲:鷺巣 詩郎
小泉さんは「なんてったってアイドル」の歌詞は、私のことをよく知っている秋元さんだから書けたと思う、アルバム・バージョンの詩は暴露系、と言っている(アルバム「今日子の清く楽しく美しく+2」より)。オーディション番組の「スター誕生!」の話から始まりますからね。「自分がここに至るまでを歌ってるんですよ…とにかくホントにふざけてましたね」(月刊カドカワ1990年10月号)
2.派手メに真面目
作詞:森 雪之丞、作曲:中崎 英也、編曲:船山 基紀
明るくポップで歌詞がちょい派手メ感は、「なんてったってアイドル」に合わせてのコンセプトかもしれない。なんてったってA面はアイドルサイドだし。
3.<span style="color:#CC0000">純ワル過激ハ粋ッ美人</span>
作詞:伊達 歩、作曲・編曲:馬飼野 康二
少しメロウな入りからテンポアップ。日本的美人を思わせる歌詞に曲をつけるのは、粋な美人と言えばの実績がある「艶姿ナミダ娘」の馬飼野康二というわけか!?
4.100(ハンドレッド)マイル
作詞:湯川 れい子、作曲:和泉 宏隆、編曲:新川 博
「ウインク・キラー」を思わせるフレーズやアレンジだなあと思ったら、作曲が同じ和泉宏隆じゃないですか! 「ウインク・キラー」の姉妹編を、わざと狙っているのか! でも、気分が晴れて、いいメロディだから、それでいいんだよ!
5.なんてったってアイドル
作詞:秋元 康、作曲:筒美 京平、編曲:鷺巣 詩郎
シングル盤をアルバムに収録するのがお決まりだとはいえ、1曲目にも(歌詞違いで)あるからなあ。とはいえ、それでも持たせるのは、曲の力ゆえ。応援団の掛け声に注目(注耳?)して聴くのも面白いかも(はっきりとは聞き取れないけど)。

<ARTIST SIDE>
6.NUDIST
作詞:川村 真澄、作曲:久保田 利伸、編曲:松任谷 正隆、ブラスアレンジ:数原 晋
B面は出だしからして雰囲気が「違う」。アーティストサイドと銘打っただけあるのだ。曲名も「ヌーディスト」だよ? 6月にメジャーデビューする以前の久保田利伸の2曲から始まる。本人もコーラスに参加してないか? わからんけど。
小泉さんも、好きなのは「NUDIST」と、次の曲「教会の前で」と言っている。「こういう静かな曲にのめりこんで、その気になってる自分が楽しいの」
7.教会の前で
作詞:川村 真澄、作曲:久保田 利伸、編曲:松任谷 正隆、ブラスアレンジ:数原 晋
6曲目よりさらにジャジーに、ベースソロからスタートしてかっこよく決めてくる。ブラスもカッケーんだな、これが。
8.Slow Dancer
作詞:美夏夜、作曲:井上 ヨシマサ、編曲:兼崎 順一
今度はよりムーディなウッドベースソロから始まる。押さえミスなんじゃないかとも思えるボヨーンとした響きがあるのが、かえって雰囲気を生む。作詞の美夏夜というのは小泉さんですね。
9.U-BU(ウブ)
作詞:秋元 康、作曲:筒美 京平、編曲:鷺巣 詩郎
元気な曲なので、これはアイドルサイドに入っててもいいんじゃないかと。アイムセクシーライクモンロー、という歌詞があるのを今聴くと、マリリン・ファンとしては、セクシー代表でマリリンを出すこと、「モンロー」と呼び捨てることには抵抗があるのだよね。
10.魔女
作詞:松本 隆、作曲:筒美 京平、編曲:中村 哲
シングル盤のアルバム掲載。名曲の域。いうことはありません。
11.風のファルセット
作詞:康 珍化、作曲:都倉 俊一、編曲:中村 哲
改めて聴いて泣いた。女の子の心情を思って(歌詞は男性によるが)。ポップなのに中身は悲しい、すごくいい曲なんだよね。〜泣いているの、のセリフで、アルバムが終わるんだよ、どうしてくれるの。
3月3日、フジテレビで「藤子不二雄の夢カメラ」放送。

月曜ドラマランド枠の、ひなまつり特別企画。
3話構成の各話の主演は中山美穂(15歳)、荻野目洋子(17歳)、小泉今日子(19歳)(それぞれの実年齢)。高校のクラスメイト役。
第一話 不思議少女・サヨコ 脚本:金子成人 主演:中山美穂
第二話 しあわせの黒い鳥 脚本:松原敏春 主演:荻野目洋子
第三話 じゃんけんぽん 脚本:市川森一 演出:久世光彦 主演:小泉今日子

小泉さんの役は、田所鏡子と、妹の照子の二役。鏡子の心の声は、なぜか岸田今日子(母親の声も)。
第一話、二話と比べると、ずいぶんな幽霊的ホラーで、押し売りのイッセー尾形も悪いヤツである。
久世さんはキョンキョンに二役をやらせて楽しんでいるんじゃないかと思ってしまう。演出:久世、演者:小泉の黄金ラインのうちの一作。
参考:
月刊カドカワ 1990年10月号、スポニチ秘蔵アイドル全集 小泉今日子、ウィキペディア 小泉今日子、小泉今日子 歌の全曲集第11版
(c) Victor Entertainment Corp. フジテレビジョン
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