カレ物語 エルメス・スカーフをとりまく人々
出版社 中央公論新社
叢書・シリーズ名 中公文庫(ふ-39-1)
初版発行日 2002年7月25日
定価 \571
ISBNコード 4-12-204024-8 C1172
本の形態 文庫判  243ページ
著者 浅野素女/山本淑子 文(婦人公論編集部 編)
内容 序にかえて−不思議なカレ(中村紘子)
第1章 カレを創る
 1 幸せとアイディアが溢れる仕事場(カティー・ラタム)
 2 野生の息吹をシルクに写す達人(アントワーヌ・ド・ジャクロ)
 3 フォーブル・サントノーレ二十四番地の幻想空間
  (レイラ・マンシャリ)
 4 エルメスのイメージに自然に溶け込む図案(アンリー・ドリニー)
 5 文献を繙き完成した「木の伝説」(アニー・フェーヴル)
 6 ほとばしるビザンチン文化の泉(ジュリー・アバディ)
 7 考え方や行動が醸し出すエレガンス(ヨアキン・メッツ)
 8 画家の感性が描きだす豊かな世界(ロイック・デュビジョン)
 9 信頼関係をベースにした上質のクリエーション
  (カトリーヌ・バシェ)
10 思索の底から浮かび上がった一枚の絵の調べ
  (ゾエ・ポーウェルス)
11旅の印象をカレに綴る三代目(ディミトリー・リバルチェンコ)
12 心置きなく自分を投入できる場(ロランス・ブルトゥミュー)
第2章 カレへ誘う
 1 店舗やオフィスの空間を演出する仕事(レナ・デュマ)
 2 究極のメッセージを写真で伝える(フランソワーズ・アロン)
 3 夢を育む「むだ」をデザインする(ヒルトン・マコニコ)
 4 「魂の震え」を誌面に反映させる(フレッド・ラヴィレール)
 5 「カレ」のすべてを言葉にする(ジャン=ジャック・アブリー)
 6 居心地のいい店で買い物を(クリスチーヌ・フロリ)
 7 一枚のカレを変幻自在に操る(ナタリー・ベルジュロン)
 8 ヨーロッパの文化と共鳴(茂登山長市郎)
 9 熟練した職人が作る無署名の芸術(菊地滋)
10 美術館を飾ったイメージの万華鏡(岡田彰)
11 フランス語のカレ 日本語のカレ(藤江裕美子)
第3章 カレを語る
 1 40kgのカレ(ミッシェル・トゥルニエ)
 2 夫の思い出とお礼のカレ(仏蘭久淳子)
 3 アフリカの自然を描いた絵(マリ=クリスチーヌ・ジョス)
 4 自然と文化を守る遺伝子(C・W・ニコル)
 5 主人らしい最後のお洒落(石丸久美子)
 6 何かを大事にすること(山本容子)
 7 全ては馬との触れ合いから(竹宮惠子)
 8 生まれて初めての海外旅行(大宅映子)
 9 戻ってきた母への贈り物(高田喜佐)
10 砂漠の女性を彩ったもの(根岸吉太郎)
11 「自然体」で生きること(岸惠子)
12 愛と友情と冒険の象徴(横森理香)
13 色褪せないマダムの思い出(鈴木昂子)
14 しなやかな関係の「印」(磯村尚徳)
結びにかえて−女性を魅了する「カレ」はひとつの文学作品
(ジャン・ルイ・デュマ・エルメス)
備考 エルメスの正方形の大判スカーフ「カレ」をとりまく人々の記録。インタビューをもとに構成されている。
「婦人公論」に連載された「エルメスが描く物語」、「カレへの誘い」、「カレ物語」を再構成したもの('98.3.22号〜'01.1.22号)
うち5Pにわたってインタビューとスナップ(2点)を掲載。

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