Fateな旅パート5(H16/3/13〜14 副題『フェイト それは、 いのち(お前は押井か?)』

 『フェイト それは、命とり(爆)』
 そんな生活が2月から続いてしまってる、川崎です(挨拶)

 さて、自分自身ここまで続くとは思っていなかった「Fateな旅」ですが、今回はついに九州上陸です。
 でも、4回目の旅について書いたときには本当に長崎に行くことはないと思っていたのです。
 彼の地は何年か前に訪れた事がありますし、大浦天主堂もその時に見学はしているのです。

 写真は撮っていませんでしたけど・・・。

「で、長崎はいつ行くの?」
と某友人に言われていたのもまた事実ではあるんですけど(苦笑)

 ただ、気付いた時にはそうする以外選択肢がなかった。
 そう思うことで、カード支払い請求書からは目をそらすことにしよう。
 始まりは何の予定もなかった3連休。
 転勤のゴタゴタにまぎれていつの間にか決まっていた有休消化日。

 それが3/15

 何の予定もないままやってきた3連休前日の夜。
 コストパフォーマンスを考えても、大浦天主堂よりは先に「札幌リベンジ」
を考える方が先だとは思っていました。
 で、色々と日程をシュミレーションしてみる。

 怖い考えになってしまった・・・。

 前の日に突然北海道に行こうとか、長崎に行こうとかしても、それはあまりにも無謀すぎます。
 あーでも長崎なら「はかた号」で博多へいってそこから列車に乗り換えるとか、始発の新幹線で
博多へいってそこから・・・。
 ま、考えるだけなら何通りかはルートはありました。

 ただ、どのルートも「『大浦天主堂』だけを撮りに行く」という目的以外に長崎観光に目的を
見いだせない状況では、実行可能な計画などありはしなかったのです。

 そして始まった3/13.
 起きてすぐにテレビをつけた僕の目に飛び込んできたのは『九州新幹線』開通のニュース(爆)

 ま、長崎は関係ないやね。

 先週公開された「イノセンス」もまだ見ていなかったので、今日は映画でも行って暇を潰そうか・・・。
 そんなことを考えながらネットを巡回。
 で、「Fate.map」で、柳洞寺の山門の情報が上がっていました。

 場所は北鎌倉円覚寺。
 ここは、電車で行けない距離でもないし天気もまあまあだし、帰りがけに映画を見てきてもいいし・・・。
 そんな軽い気持ちで、デジカメをもって出かけたのです。



 散策をする観光客も結構いた小春日和の北鎌倉。
 ひとりデジカメを構える川崎ゆう。絵にならないね・・・。





 山門の写真ですが、どーも個人的には元ネタとは若干異なるような気がします。
 雰囲気はいいんですが、背景のモデルか? と、いわれると少し首を傾げてしまう。



 まあ、散歩ついでに来たようなものですし、元ネタと違っていてもそれは仕方ないし、夜にでも「Fate.map」さんに
写真だけでもUPしておこうと思い、北鎌倉を後にしました。
 さて「イノセンス」でも見て帰ろうと思い、いつもの調子で途中下車した横浜でしたが・・・。

 なぜ、「イノセンス」をやってない相鉄ムービル!!
 単にキミが調べ忘れただけだろうに・・・。

 マンガ喫茶で暇つぶしをして一旦帰宅。

 そして、円覚寺の件をとりあえず日記にでも書いておこうと思い、ふとあることに気がつく。
 円覚寺が元ネタでないということでは『Fateな旅』として日記を書くことが出来ないことに今更気がついた川崎。
 だからといって『Fakeな旅』として書くのもいやだなぁ・・・と思っていたところ、なんだ別の元ネタな地域を訪れて
強引に「Fateな旅」にしてしまえばいいじゃないか(爆)
 などとご都合主義的な結論にいたる。

 で、フランスだのイギリスだの今更行けるわけもなく・・・。
 必然的に長崎に行かねばならなくなりました。

 以上、心の棚整理終了(笑)


3月13日(16:30)自宅

 さて、こころの棚の整理さえ済めば、後は行動するだけです。
 偶然にも長崎へのルートは昨日のうちにシュミレーション済み。
 翌日の始発新幹線で、博多経由という手も考えましたが一旦旅に出ると決めた状況で、
12時間以上何の行動もせず時間をすごすのはどうも腰が落ち着かない。

 かといって、いきなり「キングオブ深夜バス」で博多を目指すのも不安です。
 なにより、博多に翌日の正午近くでないと着かないというのは嫌だな、とその時は思っていました。

 ええ、そのときはね(苦笑)

 で、選んだのが寝台特急さくらで行く、長崎への旅!!
 18時03分に東京駅をでて、長崎駅に翌日13時05分到着となる寝台特急。
 約19時間を列車の中で過ごすという、まさに移動の旅。

3月13日(17:33)東京駅

 チケットを購入したのは列車が出発する30分前。
 その時間で切符が買えなければそこで旅は終了でしたが、まあとりあえず購入には成功。
 そして、出発までの30分で私がしたのは、キオスクとか弁当の販売店で食料とビールとソ
フトドリンクを大量購入することでした。
 現在、寝台列車で食堂車が存在するのは北斗星とカシオペアのみ。
 前回の金沢の旅で、飲み物がなくひどい目にあいましたから、そのへんは学習しました。
 なにせ、今回は19時間列車から出られません。





3月13日(18:03)寝台車内

 二段式B寝台に荷物を投げ込むととりあえずはサロン車へ。
 (さすがにB寝台のソロは取れませんでした)
 サロン車には既に出来上がってしまっているオジさんの団体が。
 予想通り売店もなく、一台のジュースの販売機が置かれているだけです。
 夕食に駅弁を食べてビールを飲んで午後7時、もうやることが何もありません。
 サイコロの旅の辛さが良くわかる(爆)
 動き回れて、寝転がることのできる寝台列車でこれですから、はかた号に乗っていたら、
かなりやられていたに違いない。
 とりあえず、飲んで食って寝て・・・疲れ果ててやっと12時間が経過。
 結構買い込んだつもりでいた食料も、飲み物も気がついたら底をつき、車内唯一の販売機で
ジュースを買うというところまで追い詰められていました。



 川崎の堪忍袋の尾を切ったのは、新山口から乗りこんだ車内販売のおばちゃんだった。
 ペットボトルのお茶を頼んだ私に、持ってきた本数が少ないから一度奥までいって帰りがけでないと
売れないと言い出す始末。
 カチンとどこかでスイッチが入ってしまったようです。

 がんばって後7時間弱乗っていれば、目的地の長崎へ着くというのに、川崎はこの列車から途中下車することを決意!!

 えー、ぶっちゃけ、寝台車内でじっとしているのに飽きた(爆)

 マグロでも、間寛平でもないけれど「これ以上止まっていたら死ぬんじゃぁー」という感じ。
 こうなったら、既に動き出している新幹線に乗り換えて博多へ行こう。
 そう思って一旦は「下関」で途中下車。
 が、下関に新幹線の駅はない。
 新幹線の駅があるのは「新下関駅」なのです・・・。
 あわてて列車に戻り、次の機会を待っていたら門司、小倉、博多、と乗り換えるタイミングを完全に逸してしまった川崎は
結局、さくらにのったまま博多駅へ着くことになる。

3月14日(9:56)博多駅

 寝台特急さくら、博多から長崎までの所要時間は約3時間。
 が、その時の川崎にはそれすらももどかしかった。
 ついに、博多駅でこの列車を乗り捨て、特急料金を払ってかもめ号へ乗り換えた。

 所要時間は約2時間。

 途中、鳥栖で先行していたさくら号を追い越し、正午には長崎駅に降り立っていた、





3月14日(12:00)長崎駅から大浦天主堂へ

 余計な出費をしつつ、無事長崎駅へ到着。
 目的地の大浦天主堂へは路面電車を乗り継いで向かった。
 それにしても、ワンコインで大浦天主堂までいけてしまうとは、路面電車は便利な乗り物です。
 車運転している時はうざそうだけど(爆)
 入場料を取られるという理由だけで、中へ入るのを止めて外観だけ撮って天主堂を後にする。
 帰りがけに長崎ちゃんぽん発祥の店で昼食でも食べようと思ったものの、待ち時間30分以上という
受付のお姉さんの言葉に回れ右をして駅へ向かった私。
 長崎→福岡(明太子購入)→新幹線で東京。その日のうちに帰宅。







「Fate」の旅 第五弾終了。


H16/3/20(11:30) おまけ 藤沢 遊行寺



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