ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 鬼脚

黄飛鴻之
鬼脚七   /  Kick Boxer

キャスト 劉七 元彪(ユン・ピョウ)
金小菱 呂秀菱
華會長 元華(ユン・ワー)
山東豹 任世官(ヤム・サイクン)
牙擦蘇 午馬(ウー・マ)
スタッフ 導演 馮午馬(ウー・マ)
動作導演 元彪(ユン・ピョウ)
武術指導 周元武
データ 公開年月日 1993.2.6〜2.17
興収 HK$ 7,606,886


ストーリー

暴れん坊の劉七は、父の言い付けにより寶芝林で修行の身。身元引受人の牙擦蘇とともに薬材の買い付けから帰る船上で、女性新聞記者・小菱と出会う。寶芝林へ帰った劉七は、禁毒官(阿片取締官)・山東豹の捜査を受けるが、なんと劉七が持ち帰った荷物から阿片が現れ、阿片密輸の罪で逮捕されてしまう。

寶芝林のとりなしでなんとか保釈された劉七だが、周囲の冷たい目に耐えられず、寶芝林を飛び出してしまう。小菱山東豹の娘であることを知った劉七は、独力で真犯人を探し出そうと、華會長が率いる組織・華洋商會に潜入する・・・・。

    

四方山話

 <鬼脚七


ワンチャイで鬼脚七というと、熊欣欣演じる足技得意の弟子を思ってしまうが、あのキャラクターは十三姨と同様、徐克の創造した架空の人物である。ある史料によれば、鬼脚七とは足技が得意で若くして師範代を務めるほどの腕前であった(!)梁寛の別名であったともいう。
 そう思ってこの映画を見ると、確かに
梁寛が出てこないのだが、梁寛といえばワンチャイ1で元彪が演じた人物。深読みすれば、元祖・梁寛である元彪が、「鬼脚七」とは梁寛のことだよ、しかも梁寛なら元彪だよ、と二重のアピールをしたようにも思えるこの映画である。

 

 <元彪映画>

 一応寶芝林が舞台だが、黄飛鴻は南洋に出かけていて不在という設定で、黄飛鴻電影色は極めて薄い。元彪映画のいつもながらのストーリーとでもいうべきか、敗家仔・元彪の冒険物語といったところ。黄飛鴻ブームに乗って「黄飛鴻之」としたのだろうが、その必要があったかどうか?
 敵役は元華、最後はシャンデリアの上で元彪と対決。さすがに七小福、二人とも身軽なアクションを見せる。その他、任世官がどう見ても悪役の面構えで正義の味方を演じている。