eo

製作者(敬称略)
BEAMbitious

概要
圧縮ファイル解凍用のツール(Windows95、98、NT4.0に対応)。
ネット上にプログラムやらなにやらのファイルをアップロードするとき、サーバ容量の節約やアップ&ダウンロードの時間短縮のために、ファイルを圧縮してサイズをコンパクトにすることが多いわけですが、これはその圧縮ファイルを解凍し、元の形に戻すためのツールです。
Widowsのお手軽な解凍ツールはLhasa(らさ)が定番ですが、ここではeoを御紹介。
'99年9月にver.1.0.0が公開されたeoは、Lhasaの使い勝手の良さをより押し進め、さらにLhasaよりも多くの圧縮形式に対応しています。
対応圧縮形式は、LHA、ZIP、RAR、CAB、ARJ、gzip、bzip2、compress、TAR、MS COMPRESS、uuencode、xxencode、base64、BinHex。
解凍方法も、eoにドラッグ&ドロップ、右クリックメニューからの選択、(各圧縮形式を関連付けしている場合は)圧縮ファイルをダブルクリック、という簡単なものです。
現時点での最新バージョンは1.5.2。
種別 ファイル容量 ダウンロード所要時間 ダウンロード先へのリンク
圧縮ファイル解凍 解凍前:約380KB
解凍後:約740KB
アナログ33.6kモデム:約2分
アナログ56kモデム:約1分
ISDN64k:約1分
製作者HP

Vector
容量はおおよその数値、ダウンロード所要時間は単純計算で算出したものです。
ダウンロード所要時間に関しては、ダウンロード先のサーバの具合によって大きく差が出る場合があります。
以上、御了承ください。

ダウンロード
Vectorから、飛んだ先の右下の「ダウンロードはこちらから」をクリックして新しいページを出し、そこの「ftpダウンロード」「httpダウンロード」のどちらかを適当に選択し、ダウンロード終了を待ちます。
ダウンロードが終わったら、保存した場所に「eo152.exe」というファイルがあることを確認しましょう。

インストール ダウンロードした「eo152.exe」をダブルクリックすると、インストールが始まります。当然ですが、解凍ソフトはいりません(笑)。すると、こんな感じの↓ウィンドウが出てきます。

どこに「eo」をインストールするかを決めます。普通はそのまま「インストール」をクリックすればOK。趣味や主義主張や種々の事情でインストール先を変えたい場合は、「参照」を押してどこにインストールするか選びます。
気が変わってインストールをやめたくなったら、右上の「×」か「終了」をクリック。
「インストール後に実行」のチェックマークは外さないようにしておきましょう。インストールが終了した直後に「eo」が起動し、初期設定を行うことができます。
準備OKなら、「インストール」をクリック。一瞬のうちにインストールが終了します。

次はセットアップ。こんな↓画面が出てきます。

迷わず焦らず「次へ」をクリック。

最初の設定はこれ。↓

解凍したファイルをどこに置くかという設定です。「既定のディレクトリ」を選ぶと、その右側のウィンドウで選んだ場所に解凍。「解凍時に指定」だったら解凍するたびに選択。「アーカイブと同じ」の場合は圧縮ファイルと同じ場所に解凍されます。好きな場所を選んで左側のチェックマークをクリック、終わったら「次へ」。

お次はこれ。↓

「デスクトップにショートカットを作成」のチェックは外さないようにしておきましょう。普通にインストールした場合、ショートカットを作っておかないと、いちいち「マイコンピュータ」→「C:」→「Program Files」→「eo」までたどりつかないとeoを起動できないので面倒なわけです。

最後はこれ。↓

関連付けを行うと、対応している圧縮ファイルのアイコンがeoの実行ファイルのような感じのものに変わり、ダブルクリックするだけで解凍できるようになります。特に問題がなければ、「関連付けを行う」にチェックを入れておきましょう。
もし先に外の解凍ツールを導入していて、「この形式はこのツールでなければ解凍してはいけない!」などという思い入れを抱いている方などは(いるか?)、その形式のところのチェックを外しておけば問題なし。
ちなみに括弧の中のアルファベットは、その形式の圧縮ファイルの拡張子です。
終わったら「次へ」。

これで初期設定は終了。最後に確認のメッセージが出てきて、そこで「完了」を押せばeoは使用可能になります。
ダウンロードしてきた「eo150.exe」は削除しても問題ありません。

使い方
解凍方法は、
@eoの実行ファイルかショートカットに圧縮ファイルをドラッグ&ドロップ。
A解凍したい圧縮ファイルを選んで右クリックし、「eoで解凍」を選ぶ。
B関連付けしている場合は、圧縮ファイルをダブルクリック。
の三つ。以上のうち、お好みの方法でどうぞ。
サバ@管理人はダウンロードする圧縮ファイルの数が尋常でないので(笑)、「ctrl」キー+左クリックで圧縮ファイルを複数選択し、右クリックでまとめて解凍しております。

関連付けを解除したいとか、解凍ファイルを置く場所を変えたいときには、実行ファイルかショートカットをダブルクリックしましょう。設定画面が出てきて、初期設定の内容を変更することができます。

使用上の注意点としては、「徹底解凍」が挙げられるでしょうか。
圧縮ファイルの中にさらに圧縮ファイルがある場合(市販のソフトのお試し版をダウンロードしてきたときなどにたまにある)、「徹底解凍しますか?」という質問が出てきます。OKを選ぶと、そういった圧縮ファイルの中の圧縮ファイルもまとめて全部解凍してしまう、という機能なのですが、それらの圧縮ファイルの関係などをきちんと把握しておかないと、解凍状況が何がなんだかわからなくなってしまう可能性もあるので御注意。

アンインストールしたいときは、eoの実行ファイルかショートカットをダブルクリックして設定画面を出し、「クリア」をクリックして以下の画面を出します。

関連付けを残したままアンインストールすると面倒なことになるので、下の「設定情報の削除」を選んでインストール前の状況に戻しておきましょう。細かい設定まですべて消してもらえます。
そして、インストール先にある「eo」のフォルダをまとめて削除すればアンインストール完了です。

サバのひとこと
何度も書きますが、使い勝手が非常に良いです。解凍方法もそうですが、解凍時のフォルダ作成関連もまた然りで。eoはフォルダごと圧縮してあるかどうかを判別し、フォルダがない場合は作成し、ある場合は作成しないで解凍するというお利口さんです。Lhasaの場合は、フォルダの中にさらにフォルダができてしまったりする場合があって、いちいち移動させるのが面倒になってしまうわけですが、そういったストレスがないのは非常に有難い話です。
最近は、このようなクリック一発圧縮解凍ツールにも 「Lhaplus」「+Lhaca」などがありますので、それぞれを比べて自分が使いやすそうなものを選ぶのもいいかもしれません。