Iria

製作者(敬称略)
Wolfy

概要
定番のダウンロード支援のソフト(Windows95、98に対応)。
ファイルを普通にダウンロードするときには、いろいろ面倒なことがありますね。画像だったら、いちいち表示させて右クリックして「画像に名前をつけて保存」をするのが面倒だし、サイズの大きなファイルは途中でダウンロードが失敗すると泣くに泣けないし。
しかしIriaを使えば、そのようなダウンロード時のトラブルに悩まされることも少なくなる、というわけです。
主な特徴としては、
・複数のファイルを一括してダウンロードできる。
・落としたいファイルの登録はドラッグ&ドロップで一発(詳しくは「使い方」で)。
・タイマー機能がついており、設定した時間にネットから切断、パソコンの電源を切ることができる。
・つまり、落としたいファイルを最初に登録しておいて、あとからまとめてダウンロードすることができる。たとえばテレホーダイに入っている人は、朝八時にタイマーを設定してダウンロードさせておけば、寝ている間にすべて済ませることができるというわけです。
・途中でダウンロードが失敗しても、失敗したところからやり直せる(レジューム機能という)。たとえば1MBのファイルを700KBまで落としたところで失敗したとします。ブラウザでダウンロードしていたときには、落としていたファイルが消えてすべてパーになりますが(管理人も何度も泣きました・・・)、レジューム機能のあるソフトでダウンロードしていた場合には、700KBからダウンロードを再開することができてしまうわけです。ただし、レジュームに対応していないサーバもあるので御注意。
などといったところでしょうか。
なお、現在の最新バージョンは1.07です。

種別 ファイル容量 ダウンロード所要時間 ダウンロード先へのリンク
ダウンロード支援 解凍前:約730KB
解凍後:約2MB
アナログ33.6kモデム:約4分
アナログ56kモデム:約2分
ISDN64k:約2分
製作者HP

Vector
容量はおおよその数値、ダウンロード所要時間は単純計算で算出したものです。
ダウンロード所要時間に関しては、ダウンロード先のサーバの具合によって大きく差が出る場合があります。
以上、御了承ください。


ダウンロード
ついにIriaがVectorに登録されましたね。ランキングも上位につけています。右下の「ダウンロードはこちらから」をクリックし、飛んだ先からHTTPダウンロード、FTPダウンロードの好きなほうを選んでダウンロード。

インストール
ダウンロードが終わったら、「iria107a.lzh」というファイルがお手元のパソコンに保存されているはずです。
「.lzh」だから圧縮ファイルですね。これを解凍すれば、すぐに使える状態になります。
解凍場所は、これまた適当でいいですが、どこに保存してあるか自分でわかりやすいところに解凍するのがいいですね。解凍したら、「iria107」というフォルダができます。うまくいったら圧縮ファイルのほうは削除してOK。
解凍ソフトはeoかlhasaがお手軽。eoの解説はコチラ

使い方
「iria106」のフォルダの中にある「iria.exe」という(怪しいペンギン娘のアイコンの)実行ファイルをダブルクリックすると、Iriaが起動します。
こんな感じ↓


「iria106」のフォルダは、これまた適当なところ、たとえばマイドキュメントの中かどこかに入れておいて、デスクトップにショートカットを作っておけば問題なし。
サイト上に表示されている、クリックするとダウンロードが開始されたり画像が表示されたるするところ(たいていは、「Download」と書いてあったり、ファイルの名前だったりしますが)を、Iriaのウィンドウにドラッグ&ドロップすれば、そのファイルはIriaに登録されます。
で、赤い矢印ボタンを押せばすべての登録ファイルをダウンロード開始、青い矢印ボタンを押せば選んだファイルのみをダウンロード開始。

ドラッグ&ドロップしたらすぐにダウンロードが始まってしまう!という方は、「オプション」→「デフォルトのアイテム設定」→「Download1」の一番上にある「自動的にダウンロードを開始する」の左側のチェックマークをクリックしてチェックを外して、下のほうにある「OK」を押せば問題なし(↓この画面)。


一度にダウンロードするファイルの数を変更したい場合は、「オプション」→「オプション設定」→「制限」の上のほうにある「同時にダウンロードするファイル数」を好きな数字に変えて「OK」ボタンをクリック(↓コレ)。

一度にダウンロードするファイルをあまり多くし過ぎると、サーバに負担がかかったり、ダウンロード自体が失敗したりする場合があります。普段は1〜2個、画像などのサイズの小さいファイルを大量にダウンロードするときは4〜5個くらいが適当でしょうか。

ダウンロードしたファイルを保存する場所を変えたいときは、「オプション」→「オプション設定」→「保存」を出し、保存先を指定。直接場所を指定するなり、「参照」から指定するなり、お好きなほうで。ちなみにサバ@管理人は、下の画像のように、デスクトップに専用のフォルダを作っています(↓コレ)。


タイマーは、「ツール」→「タイマ予約」で設定。好きな時間を入力、開始および終了時刻の左側にあるチェックボックスをクリックしてチェックを入れると予約完了。ダウンロードが終わったらネットから切断したいとか、パソコン自体の電源を切りたいという場合は、下のチェックボックスにもチェックを入れて「OK」ボタンを押せば良し。
↓こんな感じ。


とにかく機能が盛り沢山のため、一度にすべて御紹介することはできませんが、以上のことを理解しておけば基本的に困ることはないはずです。

サバのひとこと
サバ@管理人もIriaにはずいぶん御世話になっております。
レジューム機能がついているダウンロード支援ツールには、他にReget(りげっと)やGetRight(げっとらいと)といったものがありますが、Regetはフリーウェア版だと広告がついてきて邪魔くさいし、GetRightはシェアウェアのくせにダウンロード先のサーバに負担がかかるしで、それぞれ問題点があるわけです。
Iriaにはそういった問題点が少なく、使い勝手が非常に良好。
他にも、自サーバからのダウンロードしか認めていないサーバにおいてあるダウンロードもサポートしていますし(設定が必要)、落としたいファイルのアドレスをまとめた文書ファイルから一気に登録することもできます。