その5  技術を会得する方法とは?

せっかく、面接も受かり、エンジニアへの道を歩み始めたのに、何をやったらいいかなんて悩んで
いられません。学生時代、”勉強の仕方がわからない”といった言葉を聞いたり、言ったりした事は
ありませんか?今回は、ズバリその解決法です。

まず、最初に必要なのは、
目的意識を持つ事です。

簡単に一日なんて終わってしまいます。それを繰り返すと、あっという間に1週間、1ヶ月がすぎてしま
います。その間に、自分は何を見て、何を考え、何を覚えたのか、と言うことをハッキリさせておきま
しょう。そうすれば、何が足らないとか、覚えてないとかが容易に見えます。
そうです、どんな些細なことでも、きちっと目的意識がさえあれば、その達成度や、修得度が容易に
分かるはずです。

次に、
技術は教えてもらうのではなく、盗む物

先輩のエンジニアは、あなたよりたくさんの技術を持っているはずです。それをいつもさりげなく使って
いるはずです。それを見逃さないこと。ボーっとしていると、気がつかない間にたくさんの事を見逃して
しまいます。それにいかに多く気付くかが勝負です。
また、そうすることによって、数多くの専門用語を覚えられるはずです。この専門用語が分からないと、
宇宙人と会話しているように、まったく何を言っているかさえも分からなくなってしまいます。

よくあるパターンをひとつ。
アルバイトで入ってすぐは、先輩たちのやってくれと言われたことを単純にやれればいいが、時間がたつ
につれ、それだけではいけなくなってくる。その時間の中で、先輩たちは同じ事をやるのでも、いろいろ
なやり方でやっているのを、見せているはず。毎回、その中で最良と思えるパターンを用意して行ってい
るはず。それを見逃していると、同じ事を頼まれても、出来ているとは評価してくれない。
”ケースバイケース”。状況判断で同じ事も、違うやり方をしなくては通用しないと言うことです。

最後に、最も重要な、
聞く事

人の言葉を理解する能力が必要というのは、前回も書きましたが、それでも、聞き逃したり、言っている
事が分からない事も当然あります。そうした時、
分かったフリや、しったかぶりは絶対してはいけません
それは、技術の会得を、最も遅らせる行為です。


じゃーどうすればいいか?簡単です。聞くのです。

先輩の言っている事を聞き逃さないように聞く。それでも分からなかったことを聞き返す。これでいいの
です。そりゃー簡単なことを頼んで、10回も、20回も聞き直してしまったら怒られると思います。
それは、聞き逃さないと言う事自体が出来てないのです。ですが、1回や2回の聞き直しよりも、
ちゃん
と聞かなかったせいで、中途半端な自分の解釈で起こるトラブルのほうが、数段悪い
のです。

今回書いたことを、ほんのちょっと頭に入れておくだけで、技術の会得のスピードが全然違うと思います
是非、試してみて下さい。

次回は、基本に戻って、スタジオに入って決してやってはいけないこと!です。