前回、辛いことがもう一つあると書きましたが、それは、また今度ということにして、
(嬉しいことが1ページなのに対して、辛いことが2ページなんて・・・)
今回は、今までのことを軽くまとめてみましょう。
まず、エンジニアになるには、次の2通りがあります。
このほかにも、コネとか、いろいろあると思えるが、一般的に標準タイプの物を表にしてみました。
この表でも解るように、必ずしも専門学校に行かなくてはならないと言う物でもありません。
専門学校自体を悪く言うつもりはありませんが、実際の実務と、かけ離れた事を教えているところも少なくはありません。
そうなると、何とか就職したものの、学校で習った事を忘れ、覚え治さないといけなくなるので、大変な事になってしまします。
専門学校自体をちゃんと見極めて行く必要があるように思えます。
また、専門学校に行ったからと言って、絶対就職出来るものでもありませんが、確率的に言えば、高校(大学)卒よりも高いと思います。
もう一つ大きな要因となることで、住居の立地条件のことを書きました。これは、地方に住んでいる人
には、大変言いづらい事なんですが、首都圏集中国家の日本においてどうしようもない現実です。
現在、レコード会社、大手プロダクションの90%以上が東京都にあります。また、KEYと呼ばれて
いる大手放送局の多くも、東京都にあります。当然、そこにスタジオが出来ます。その縮図の中で、
どうしても、東京都もしくは首都圏近郊に住んでいる人の方が、有利になります。
理由として一番大きいのは、昨今の不況の中、交通費や、深夜帰宅時のタクシー代等の経費削減も
スタジオ運営の大きな課題で、かといって、マイカー通勤分の駐車場確保も出来ません。
また、通勤時間がかかりすぎると、体調の問題、スタジオでの緊急時の対応が困難になり、人事の方から
見ると、マイナス要因が多くなってしまうようです。
次に、研修生や、アルバイトとしてスタジオに入ってからの事を書きました。遅刻厳禁、居眠りしたり、
自己中心的になりすぎたり、自己管理がちゃんと出来てなくてはいけないと言うこと。
また、いつも自分からという自発的な気持ちを持っていないといけない事。技術的にも、教えてもらう
というより、盗むと言うことが大事なこと。
何よりも大事なのは、スタジオ、エンジニア、アシスタントエンジニア共に、サービス業であるという事
これは非常に大事なことで、技術者である前に、サービス業と言うことを理解しなくてはならない事。
また、研修生やアルバイトで給料をもらった時から、もうすでにプロフェッショナルであることの自覚を
持たなくてはいけないこと。これが欠けていると、その人の成長が遅くなったり、責任感が足りなかった
りしてしまう。
駆け足でまとめましたが、いかがだったでしょうか?次回からは、新展開の予定です。
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