今回は、実際に吸音してみましょう。
くどいようですが、出来る限り低コスト、高コストパフォマンスで・・・
さて、前回にも書きましたが、あなたの部屋はどんな響き方がしますか?高音で、反射してしまう?
低音が気持ち悪い?その両方?いろいろあるでしょうが、とにかくすっきりさせましょう。
そのための吸音方法です。
音は、通常、必ず反射します。ですから、なるべく平行面がない方がいいのです。平行面どうしの間で、
反射しあってしまうと、スピーカーからのダイレクト音は、反射音によりうち消されたり、変に増強され
たりします。特に、固い壁などではその傾向が顕著です。まず、これらを少しでも減らしましょう。
このコーナーでは、高価な吸音材などいりません。身の回りの物でやってみましょう。
用意する物は、マットレスや、布(綿で出来た、大きめのベッドカバーみたいな物、もしくは、厚手の
テーブルクロスみたいなもので、表面に凹凸の編み目などがある物)。今現在持ってない人は、日曜大工
センターみたいな所や、ディスカウント系の家具屋などで、1980円位で売ってますので、数枚用意
しましょう。
マットレスの場合、ダブルの物をなるべく用意し、収納しやすいように、3枚折りになっていると思い
ます。その、折り目の所から切り、3つに分けます。それに、ひもなどで引っかける所をつけ、壁にぶら
下げます。(この時、壁にぴったり密着させるのではなく、ちょっと押したら揺れるくらい、単純にぶら
さげましょう。)

1,980円で立派な吸音ボードが三つも完成。
(余力があれば、表面にフェルトを貼るのも効果的・・・フェルトが少々高い)
出来たマットレスを、壁に掛けたり、つるしたりして音を聞いてみましょう。最近、私自身友人の家で
スタジオを作った時には、これを合計8セット使いました。
部屋の大きさなど、様々ですが、窓の前や、スピーカーの後ろなどちょっとした所にも置けるので、
試して下さい。つるしたマットレスの上に、布などで隠すと、見た目も良くなります。
このほかにもいろいろありますが、次回にしましょう。
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