26/Jan/00・・・防振、共振対策してみよう
新春一発目の”MY ROOM スタジオ化計画”。少しずつ音の聞こえ方は良くなってきてますか?

さて、今回は、防振、共振対策です。

パッと聞きこの二つの差がよくわからない人の為に、まず、その違いを。

防振とは、振動している物自体の、振動を取り除こうと言う物。
共振とは、振動している物から発せられる振動が、他の振動していない物を振動させてしまう事。

さて、本題です。まずは防振。
簡単に言ってしまえば、クッション性のある物を、振動する物の下に入れる事。
よくあるのは、スピーカーとスピーカー台の間に、防振ゴムなる物を入れる。
そうすることにより、スピーカー本体から発する振動を、スピーカー台などに伝えなくし、スピーカーの音は、余分な振動に邪魔されることなく、再生できる。当然、音は良くなる。(スピーカー台自体が伝わった振動により鳴ってしまい、スピーカーの音を濁らせたりする事が無くなったため。)
この防振ゴムは、日曜大工センター、オーディオ専門店、東急ハンズなどで、取り扱っており、比較的
入手しやすい。大きさ、形共にいろいろあり、性能もピンキリである。価格も非常に高価なものから、
安価なものまで、多種多様である。防振の他に、スピーカーの滑り止めとしても効果があるので、
一石二鳥である。
スピーカー以外にも、ハードディスク等の防振にもつかえるが、ハードディスク程度なら、スポンジ系
や、エアークッション系をうまくあわせたりして使う方がコスト的にもいいかもしれない。
これらの物も、使い方次第で結構使えます。

次に共振対策。
共振対策をする上での心得を一つ。同じ質量の物を重ねない事。
これは、スチール製の机の上に、鉄の物を直に置かないということ。同じもしくは、似た質量の物は、
振動を伝えやすいので、どうしても重ねて置きたい場合は、違う質量の物をはさむといいでしょう。
布や、ゴムなどが簡単です。設置するところに、段ボールや、ガムテープを巻くのも少しは効果が
あります。
これだけのことで、今まで大きな音を出したとき、部屋のどこかがビリビリ鳴っていたのがとれたり
します。また、ちょっと違ったやり方としては、レゾナンスチップなども良いでしょう。

この、レゾナンスチップは、手軽に、振動を少し軽減させてくれる物で、秋葉原で、30個入りで
5600円でラジオ会館だか、ラジオデパートで売ってます。
理論的に、似たような物を造ることも可能で、この場合だと、1個5円位で出来ます。
まず、ちょっと厚手(クッション性のある物)の両面テープを購入します。それを、一センチ程度の円に
切ります。その片方に、1円玉を取り付けます。これで完了。どうです簡単でしょ?
ちょっと見た目が悪いですが、非常に安上がりです。
これを、共振していそうな所に貼ります。いくつでもかまいません。こんなものでっとお思いでしょう
が、一度是非試してみて下さい。効果の程、ご連絡まってます。

この、レゾナンスチップはスピーカーのエッジの部分に貼ってもいいみたいです。へたに、スピーカー
交換してうん万円かかるくらいなら、その前に、一回だまされたと思って試して下さいね。

さて、次回は何について書きましょうか?メール待ってます。