● フィルターって何ぞや?          20/Mar/2000
長らく更新せず、申し訳ありませんでした。カクカクシカジカ。 人生色々な事が有りますなぁ。

さて、フィルターセクションの最後を飾るのは、“レゾナンス”であります。
このパラメーターがシンセらしさだっ! と言っても過言ではありません。
僕が楽器を選ぶ時に、最も大事にしている所の1つです。
ミョンミョン、ビュンビュン、パオンパオン、ピロピロ、ギュワーン!!
ギターで言うとこのワウ、ベースのミュートロン、ですねぇ。
ファンキーですよねぇ? エキサイトしますよねぇ? ね。何故なんでしょうねぇ?
Crybabyや、Voxのペダルがもし無かったら、やってらんないっすよねぇ。
“唄う”って言うコトに近づくんでしょうね、きっと。
(ギターでワカチョコしながら、口を動かしてるオジさんを、よく見かけます。
何故かオジさんに多いんですよね。)

ところで、一体“レゾナンス”とは、なんぞや、どんなもんじゃと言うと、、、
“カットオフフリーケンシー”によって削られる、周波数近辺を、強調する!です。

約32年間、日本人をやらせていただいてますが、日本語はむずかしいですね。
ここで恒例のこけしの登場!!と言いたいのですが、“レゾナンス”に関しては、
うまい表現が見つかりません、1年間悩んだんですが、、、(はい、僕は嘘つきです。)
こけしファンの方には、申し訳ないっす。こけしフォエバー!ビバこけし!(謎)

ここで、疑似レゾナンスの紹介。(パラメトリックEQに限る。)
一つ目のEQ(ピーキング)の“Q”を、一番狭くして、フルブーストします(笑)
もう一つのEQ(シェルビング)で、High Cutします。(爆)
フリーケンシーのツマミを、二つ同時に、同方向に、“うにうに”動かしてみましょう。

どうです? 卓やEQで、“演奏している”って感じじゃないですか?
シンセが無くたっていいんです。 卓だってファンキーなマシンですよ。
ただ、レベルだけは気を付けて!(え?ディストーションマシンにもなるって?)
あのー、自分の責任でお願いしますね。(汗)

それともうひとつ、機種にもよりますが、“レゾナンス”を上げていくと、
発振するマシンもあります。フィルターが、オシレーターになっちゃうんです。 
“カットオフフリーケンシー”を動かすと、無段階でピッチが変わります。
(純粋なアナログマシンの場合)これに、残響系のエフェクトをかけると、昔のアニメや、映画のS.Eの出来上がりです。(宇宙では音しない筈なんだけど、、)

てな訳で、目を通して頂いて有難うございます。 不定期になりがちですが、
これからも宜しくお願いします。 次回は“エンベロープ”です。
こけしの復活なるか!! お楽しみに!!
それでは、またここで。 アディオス!!