● エンベロープって何ぞや?          7/Mar/2000
こなさんみんばんは。 ここは警察じゃないよ〜。
失礼しました。 古すぎるかなぁ? わかる方いらっしゃいます?
まぁ、イイモノもある、ワルイモノもある。って事でひとつ。
(トラブルだけは勘弁!・・・諸星ダン)←ホント、ごめんなさい。

さて今回は、予告通り“エンベロープ”(envelope)です。
(ちなみに、ここでの“エンベロープ”は、シンセサイザーに限定します。)
辞書で調べてみると、包むもの,覆い;封筒;包み紙【音響】音の時間的広がり。
と、ありました。(調べなきゃ良かった)

そう。シンセを運ぶ時に入れる、専用の封筒の事です。 ※要80円切手。
(もうトラブルだけは勘弁!・・・段田ダン)、、、、、、(自爆)
“包む;封筒”等は無視します。“音の時間的広がり”の“時間的”に注目です。
音に“時間的変化”を与えるのが、“エンベロープ”の仕事です。
音は三要素(音程、音色、音量)で成り立ってる。と言われています。
“エンベロープ”とは、この音の三要素を、“時間が経つにつれて、どの様に変化させるか!” です。
実際に自然音(アコースティック楽器も含む)は、この三要素が時間経過に伴い、
複雑に変化しています。(超ーフクザツー、カーワーイーイー、スゴクナーイ?)

では、具体的にエンベロープのパラメーターと、その働きを見ていきましょう。
(ここでは、解りやすくするために、三要素の一つ“音量”で説明します。)

まずは、基本の“ADSR”方式。 30年以上前から使われている方式です。
“ADSR”は、アルファベットの頭文字です。
“A”は“Atack Time” “D”は“Decay Time” “S”は“Sustain Level
“R”は“Release Time”です。
※“サスティン”だけが“タイム”でなく、“レベル”なので注意。

最初のアタックタイムは、“最高レベル”までの到達時間です。
ADSR方式では、“最初のレベル”は、残念ながら設定できません。
アタックタイムで設定した時間をかけて、最高レベルまで到達します。
ディケイタイムは、“最高レベル”から、サスティンレベルで設定したレベルまでの到達時間です。
サスティンレベルの設定が最高だと、ディケイタイムの設定は、無効になります。
逆に最低だと、キーボードを押しっぱなしでも、音は消えてしまいます。
最後のリリースタイムは、キーボードから手(足でも良)を放した時点から、音が消える迄の時間です。
 エフェクターのゲートに、外部の信号でトリガーした状態に“似て”いますね。

“キーボードを弾いた≒トリガーした”って事です。
要は、キーボードを弾いた時、音がどう鳴り始め、どう消えて行くか、です。
VCO(オシレーター)、 VCF(フィルター)と来たら、次はVCAなんですが、
音量を、エンベロープ“等”でコントロールするだけなので、省きます。 って言うか、エンベロープの
説明で、話は済んでしまいました。(可哀想なVCAちゃん)

さぁ、いかがだったでしょう? エンベロープ。 このエンベロープで、オシレーターや、フィルターを
コントロールすると、どうなるんでしょうか? 想像つきますか?

次回は、それらについて、勉強しましょう。 それではまたここで。 バイビー!(死語)

緊急予告!! 次回、あの“こけし”が帰ってきます
メカこけし!!オートマティック!!21世紀最初の全米収益ナンバーワン!! Can you 巨乳?
(僕ですか? 大丈夫ですよ。 健康そのものです。)