6/May/2001・・・インストアーライブ後、別件の打ち合わせに向かう車内
ちょこと今までのQの事を振り返っていた。
今年になって特に、あわただしく、いつも時間と追いかけっこしていた。
忙しいのは良いことだが、追いかけ回されてる感じは決して良いとは思えない。
HATAKEとつき合わさせてもらって、もう随分となる。
いつも二人で馬鹿言って遊んでたわけじゃない。意見の対立なんかも結構あった。
でも、いつも前向きのぶつかり合いで、廃退的なぶつかりは一回も無い。
これは、スゴイ事だとあらためて思う。
僕の場合はいつもどこかで、「どうやったらもっとHATAKEを今まで以上に格好良く
見せることが出来るのだろう。」っと思っている所があるし、あった。
それが故に、キツイ事や、いいたくない事も結構言ってきた。男同士だから言えた事
も多いと思う。つい、彼に完璧を求めてしまう事もあった。
こんな事を急に考えているのも、今さっき、彼のとった一つの行動が、僕の目に焼き
付いて離れなかったからだ。
インストアーライブ後、僕らは近くのホテルの喫茶店で、取材を受けていた。
当然取材なので、そこそこテンションもあがり、馬鹿話などをして盛り上がっていた
そんな途中に30近くか30過ぎのカップルが入ってきた。
僕らは別に気にする事もなく取材を受けていた。そして、終了。
「お疲れさまでした。」といって、一斉に席を離れる中、HATAKEは出口と逆のその
カップルの席に向かって歩き始めた。
席の所につくと、彼はやさしい笑顔でこう言った。
「ごめんなさいね。大人数で騒いでしまって。うるさかったでしょう。本当にごめんなさい。」っと深々と頭をさげていた。
上手くは言えないし、ましてうまく活字になんか出来るはずもないが、僕は、無性に嬉しくなった。当たり前の事と思う人もいるかもしれないが、僕はまた彼をカッコイイと思った。
こんな事を書いた事を知った彼は、怒るかも知れないが、無性に書きたくなったからしょうがない。書いてしまったんだからしょうがない。
そんな彼とユニットをやっている自分も、今日だけは、ちょっぴりほめておこう。
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