その壱     ベーシックすったもんだ 編 平成11年11月10日
10日17時より、”THE PISS KIDS"と言うバンドの、一大打ち込み大会が、
AMBIENCE FACTORY STUDIOで始まる。

ずっと前から頂いていた仕事で、長年のお付き合いをさせていただいてるプロデューサーの道田さん
(通称ミッチー)が育てているバンドだ。

今回の僕の作業は、エンジニア、シンセオペレーター、プログラマー、一部アレンジャーという一人四
役。非常に楽しみである・・・・なんて言ってるから、大トラブルに発展してしまった。情けない!
(マネージャーの竹島女史 談)

結構、期間のないタイムスケジュールで、なんとしてもいい作品に仕上げたい。その反面、こういう時に
限って、ソフトのアップデートなんかをインターネットで見つけてしまう。
”ふむふむ、そーかー、よくなるのかー”なんて言葉面にさそわれて、ついついダウンロード。
当然、音楽作業用のコンピューター以外でやる。AMBIENCE FACTORYには、常時4台のMACがぶん
まわっっている。その中のサーバー君にやらせ、100BASEで送られてくる様になっている。

作業は順調で、1曲目のタイミング修正、音色チェックがほぼ終わり、休憩中にその事件が起こった。

以下の作業を一斉に行ったのです
     PROTOOLS(以後 PT )を4.3.1から4.3.2へ。
     OMSを2.36へ(その前のバージョンは覚えて無かった。)
     DigitalPerformer (以後 DP )2.6を2.6.1MTSへ。
     FreeMIDI 1.4から1.42へ
     あと、DPをアップデートするのに必要な物のアップ

そうするとどうなったかと言うと、今までのように動かない。ヤバイ。
どう動かないっていうと、PTとDPが同期せず、一瞬同期したかと思うと、はずれてしまい、さらに
PTの背面にDPがまわると止まってしまう。

作業を中断させる訳にはいかず、かといって、このままではなんにもできない。
思い当たることは一通りやってみる。結果はダメ。うーん。どうしよう。

時間は13日午前4時。この日は土曜日で、サービスはおやすみ。最悪だー。

しょうがなく他のMACにDPだけ移植。とりあえずPTだけと、DPだけのMACにわけて作業ができるようになった。

とりあえず、このままにして就寝。クウ(TOPのOMAKEの欄をご覧下さい)は知らん顔で爆睡中

さぁー、石川は、無事に作業は出来るのでしょうか?この続きは次回