ボクサーズロード
意外と知られて無いこのゲーム、
NEWと言うメーカーさんが出した最初の(そして最後の、と思われる)
作品でボクサー育成ゲームです。
このゲームの最大のウリはそのデータの取捨選択の巧さと
そのデータを実感できる試合シーンでしょう。
まずボクシングジムに入門するところからスタートし、
プロテストを受験し練習と試合を積み重ね、
世界チャンピオンを目指すのですがこの行程のバランスが非常に良く出来ています。
まず名前入力画面で決める身長により体重やリーチ(腕の長さ)が決まり、
これが試合に大きく影響してきます。
簡単に言いますと、背の低いキャラはリーチが短いので
大きな相手と戦うと相手のパンチのほうが先に届いてしまいますが、
反面ダッキング(しゃがんで相手のパンチをかわすこと)をすると
相手のパンチがほとんど当たらずにすむ、という利点があります。
そう言った事の他に入門年齢により初期能力やその後の成長の仕方が変化します。
入門してからも出来るトレーニングの幅も大きく、
練習量の制限は無いと言うところをまず斬新と感じました。
まあ、イキナリ全ての練習をこなしてみようとしても当然無理が出るので、
まずは多くのトレーニングをこなす事が出来る様に
スタミナをつけながら練習をする必要があるのですが、
そのスタミナをつけるための方法が無理なトレーニングをしない、
というのは数ある育成ゲームの中でも
このゲームだけではないでしょうか。思わず目から鱗が出てしまいました。
練習で鍛える能力も試合シーンで巧く反映されやすい様な形になっていて、
たとえばパンチ力ならば相手をダウンさせるためのパワーと
相手にダメージを残すためのパワーは、
別のパラメータになっていて切れ味は鋭いけれど軽いパンチや
切れ味は無くダウンを奪いづらいが相手にダメージがいつまでも残る重いパンチ、
といったことが試合中にハッキリと実感でき、育成に力が入りやすくなっています。
また、ボクサーというとイメージされる体重管理も細かく出来ていて、
1日5食まで好きな献立を考える事が出来ます。
例えば朝はご飯と焼き魚、昼にスパゲッティー、
3時にバナナを食べて、夜はステーキ、寝る前に牛乳を飲む、
というように自分なりに栄養管理を考える事が出来るのです。
とはいえ体重は4分の1ポンド刻みで計算され、
試合を行うときには規定体重を守らなければいけないため(重すぎるのはもちろん軽すぎてもダメ)
ゲームに慣れるまでは試行錯誤の繰り返しとなるでしょう。
最初のうちは1日3食スパゲッティーばかり、
というようなそんな事言われても、といった感じのメニューにするのがお勧めです。
自分でやってみろ、とか言われたら当然ノーサンキューな献立ですが(笑)。
さて、このゲームには私は高校3年のときに異常なまでにハマッテいたのを覚えてます。
事の起こりは高3の6月のある土曜日、仲間内のI本の家に行った時の事、
I本が何やら新しいゲームを買ってずいぶん面白いものだ、
という事を聞いたのがボクサーズロードでした。
見てるだけでもなんなので、という事で対戦モードで対戦をしたのですが、
こちらはパンチの出し方も知らないような状態で、
あまつさえゲームをやっていないのでまったくの初期状態のキャラを使っているのに対し、
ゲームにも慣れてきておりキャラも日本ランク7位のものを使われては勝負になるわけも無く、
あっさりKOされてしまいまして、
I本に「いやあ、久々にスッキリした。」などと抜かされてしまい、
こんの野郎,覚えてろよと捨て台詞と共にI本の家から帰り、別の悪友T野にプレステを借りて
即中古屋へダッシュしボクサーズロードを買って帰宅しプレイ開始!
(って何だかファイプロの時とまったく同じ行動パターンのような気が・・・成長してないねえ。)
で、1週間後我がボクサーを日本ランク10位にまで成長させ
I本を家に呼びつけ雪辱戦を敢行したのだが・・・
当然こちらが成長している間向こうも成長しているわけで、
最初はこちらの計画にビックリしていたが、
奴のボクサーは世界3位になっていて・・・再びKO。
あの時の奴の嬉しそうな顔は多分絶対忘れないでしょう。
この時点で完全に火がついた状態になった私のボクサーズロード熱はとどまる事を知らず、
受験生であるにもかかわらず1日12時間とか異常なペースでプレイし、
食事と入浴と予備校に通っている時間以外は
眠気が限界に来るまでボクサーズロードしかしていませんでした。
結局I本に雪辱を果たしたのは9月中旬の事だったので
夏の間はボクサーズロードしかしていなかったと言う訳で・・・
冷静に考えると無茶してましたねえ、我ながら。
まあ、対戦相手がいればそれだけ燃えられるゲームなので、
中古屋なんかで安く置いていたら是非オススメですね。
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