中日ドラゴンズ
昨年優勝の原動力となった投手陣は今年もほぼ健在で、昨オフの補強も
投手中心に行ったため昨年以上とも言える投手力を誇っている。
優勝に最も近いチームといえるだろう。
先発候補としては野口、山本昌、武田、川上、近鉄から移籍してきた小池と申し分なく
故障者が出た場合にも鶴田や、中継ぎから回ってくるだろう佐野がいて
そうそうコマ不足となることは考えられない。
キャンプ中に武田、川上が離脱したものの武田は順調に回復しており問題はなさそう。
中継ぎ陣についても岩瀬、正津、佐野、前田といったメンバーが顔をそろえ
セットアッパーには落合が控える。
問題はストッパーだろう。宣が退団しストッパーに関しては
ぽっかりと穴があいてしまった。
このチームの投手陣唯一の問題と言えるのが宣の後釜として誰がストッパーとなるかだろう。
その前のセットアッパ−を勤める落合が有力候補であろうが
事はそれほど単純ではないだろう。事実昨年宣の故障時にストッパーを務めた時には
打ちこまれ調子そのものまで崩してしまっている。
新戦力であるバンチ、鈴木平がその役割を担えれば問題は一気に解決となるが
未だハッキリとした回答は得られていない。
下手をすると致命傷にもなりかねないだけにこの問題をどうさばくかで
今期の中日が優勝争いをするかBクラスをさまようかの分かれ目ともなるだろう。
野手陣は昨年と比べほとんど変わり映えしない陣容である。
ある程度どうなるかはわかりやすいだろうが昨年野手陣は今一つであっただけに今年も
得点力不足には苦しむ事になりそうである。
主砲ゴメス、関川に続くバッターが福留という現状はさすがに頼りない。
この問題を解消してくれそうなのは新外人のディンゴだろう。
昨年メジャーで3割打ったという実績は超大物というにふさわしいものがある。
年齢も31歳と衰えの心配もほとんどなく中日の攻撃力アップに大きく貢献してくれるだろう。
ただし問題が無いわけではない、一つはその守備力である。
もともとポジションはキャッチャーであるが言葉の問題などでレフトを
守る事になっているが、ここまでキャンプ、オープン戦を見る限り
守備力は期待できない、というより穴と考えられる状態である。
中日はセンター関川、ライト井上と他の外野手も守備が巧い方ではないだけに
フォローもあまり期待する訳にはいかず開幕までにどれだけ守備に慣れるかは大きな問題といえる。
もう一つの問題はオリンピックに出場する事だろう。
元々オリンピックに出場できないからメジャーを退団してきただけに
オリンピックに対する思いは人一倍あると考えて良いだろう。
と言う事はシーズンの途中でいなくなる事が初めからわかっている戦力なのである。
これはチームにどのような影響を及ぼすか。プラスになるとは考えずらいところである。
また、ディンゴ自身も調子のピークをオリンピックに合わせると考えられるだけに
前後のシーズンで不調に陥る事も考えられる。
とはいえ、結局この新外人の働きいかんで得点力が大きく変わるであろう事には間違いないだろう。
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