読売ジャイアンツ

今年もこれでもか、といわんばかりの大補強を行った。

この戦力が完全に機能すれば長嶋監督が言うように90勝での優勝は間違い無いだろう。

しかしこの数シーズン繰り返し言われてきたこのV宣言は満たされる事はなかった。

と言う事はつまりこのチームは完全には機能してはいないと言う事である。

一時期はH内コーチにより活躍した投手が軒並み潰され、もといしなければ良い改造

・・・オブラートにくるみようが無い失敗を繰り返したために

多くの選手が埋もれていってしまった事が大きな問題といえるだろう。

Hコーチ退団以降は大分改善されてきた投手陣ではあるがまだ本来の実力を発揮できておらず

役割を果たしきれていない選手が多い様にみられる。

先発は上原、桑田、工藤、ガルベス、メイ、に続く6人目を誰にするのかがポイントになるだろう。

新人の高橋(尚)が評価を上げているが個人的には疑問が残るところではある。

確かにオープン戦で無失点である、バランスが良く能力の高さを覗わせる。

しかし問題はこの時期から総合力の高さをアピールせねば1軍に残る事すら出来なかった事だろう。

このチームの巨大戦力が生み出した歪みであるがオープン戦から全てを出さざるをえず、

他チームから警戒される様になってしまった。

場合によっては開幕からデータを揃えられ打ちこまれるかもしれない。

そしてこれもこのチームならではあるが、そうなった選手に与えられるチャンスはほとんど無くなる。

この数シーズン埋もれていった新人のパターンにはまる危険性が生じてしまうのだ。

中継ぎ以降のリリーバーはコマは揃っているはずなのだが結果をまるで残せていない。

昨年「投壊」と揶揄された原因を作る事になってしまった。

特にコントロールを乱す選手が多く無駄なフォアボールを出したり

カウントを悪くしてストライクを取りに言ったところを痛打されるケースが多い。

岡島を軸にどれだけ安定させられるかが中継ぎの課題だろう。

そして問題のストッパーをどうするのか。

首脳陣は今年も槙原をストッパーで使うようだが彼がセーブ数は残しながらも

安定しているとはとても言えないストッパーであると言う事を無視しているのだろうか?

本人もストッパーを嫌がっており今年もチームの癌となりかねない起用法である。

場合によっては河本、昨年後半の様に桑田がストッパーに回る可能性も大きいだろう。

打撃陣はあまりの重量ぶりに起用法に困るほどであるが

起用の基本がホームランバッターを並べるというのは問題ありといわざるをえないだろう。

3割を打てる清水が控えというのは豪華というのではなく無駄である。

清水自身、今年は認めてもらえる様にホームランを狙うと宣言しており

下手をするとバランスが完全に無くなった打線となってしまう。

大体ホームランだけで毎試合6点打線というのは土台無理な話なのである。

かつてシーズン最多のホームランを放って優勝した85年のタイガースの

1試合平均のホームランは1.6本ほどである。

ホームラン1本辺りの期待得点を2,3点として上記のペースでも1試合辺り4点程度である。

結局バランスを無視して大量得点をとるというのは誤った考えといえるだろう。

結論として今年もコーチを含めたベンチの起用次第で

成績が決まる、と考えたほうがよさそうである。

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