第1話「下町のナポレオンはキャノンシュートを打てるのか」

 ふぅん、リビアの大佐がセリエAのチーム持とうってぇ話があるらしいね。

随分豪気な話って感じさね。

 まぁチーム運営ってのは男の夢って部分あるからねぇ。んでもオイラは大佐じぇねえし

セリエAのチーム経営なんてのは無理だぁな。

 んじゃあありがちなところで経営シュミレーションにでも手を出す?

 ん〜それも良いんだけどやぱし対戦要素っつうか誰かと勝負したいんだよなぁ、今は。

 ・・・ところでさっきっから誰と言う説明も無く複数人で会話してるみたいだけどどう言う事なの?

 あぁ、そりゃあ簡単。全部オイラの脳内会話だから。

 ・・・え゛?

 だからオイラが思った事を垂れ流しているだけだから思考の方向性が複数あっても

別に他の人間が喋っている訳でもなんでもないんよ。

一応思考の流れが一旦途切れたら一行開けてるからそれで判断するって事で。

 普通こういうのを書く時にはそれっぽいキャラクターを設定するなどして

1人芝居と言うのを感じさせないようにするモンじゃないの?

 別に良いでしょ、そんな事考えている暇があったら少しでもお話進める事の方が重要って訳で。

 ・・・んじゃあキリキリ話進めるとして対戦要素があってチームを運営していくようなゲームを

考えていこうか?

 最近じゃあネット対戦なんかで経営シュミレーションでも対戦できる素地は出来つつあるけど

まだまだ対戦がポピュラーというトコまではいってないのが実情だしなぁ。

 それじゃあこの雑誌の裏側にある「マジックザギャザリング」ってぇのは?

 ・・・カードゲームか。あんまし広告を鵜呑みにすんのもなんだけど

600万人プレイヤーがいる、か。

まぁこういうの見て始める新規参入者もいるだろうし

こういう広告を打つ以上新規参入者への間口を広げようとしているところだろうから

試しにやってみるのも良いかな?・・・うし、やる事に決定。

 こうしてヤマモト脳内会議においてマジックザギャザリングをする事が可決。

マジックザギャザリング(以下面倒なのでマジックと省略)界にあらたに

新チーム、「アルビレオ世田谷」(仮)が誕生したのであった。

 とは言ってもまだホントに何にも無いからねぇ。

まずは現状把握からスタートしようか。

 まぁ世界中に600万からのプレイヤーがいてっつうんだろ?

世界の頂点のプレイヤーがそれこそレアルマドリードなり

バイエルンミュンヘンなりユベントスとして、

日本にいるオイラは頂点がJリーグのディビジョン1、その下に2。

その下にある「アマチュアの」最高峰であるJFL。

・・・の下の全国地域リーグ。

そのまた下の都道府県地域リーグ。

・・・その3部に登録されたってトコロかな?例えるなら。

 えれぇ下までさがったなぁ。

 んでも実際こんなモンだろ。

世界のトップと比べれば選手の質、チームの資金量、運営環境、

戦術レベルやスカウティングレベル、その他もろもろ

挙げればキリが無いほどの項目でさっきの比喩表現に正しいくらいの

差が有りまくるだろうからね。

 そりゃそうか。それじゃあ実際に始動といこう。

まずは予算を出さないといけないな。

別に資産は無限どころかそんなに有るわけじゃないし

早速脳内理事会の審議にかけるかね。

 ・・・チーン!初期予算は3270円に決定!

 3270円?もチッと何とかならない?

 やかましぃ、マジックはまだ何の実績もないどころか

面白いかどうかさえも判らないんだぞ?

オイラには他にも趣味があるんだし資金なんていくらあったって

足りやしないんだからこの初期予算でキッチリ結果出さなきゃ

スッパリ見切るから監督はそのつもりでチームを運営するように。

 トホホ、現実は厳しいねぇ。それじゃあしょうがない、

この3270円で実際に運営開始といきますか。

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