セプテントリオン
今は無きヒューマンから出たアクションゲームです。
大嵐によって沈没していく豪華客船から脱出する事が目的で、
プレイヤーは、牧師、船の船員、医者に観光客
(だったと思うのですが・・・友人に借りてやったゲームなので取説とかがないもので)
といった別々の立場の4人のキャラから1人を選んでプレイする事になります。
それぞれのキャラにはそれぞれ特徴があり、
牧師だと話術が巧く船内にいる他の客との会話がしやすく
船員だと船の地図を持っており、医者は怪我をしている人間を治療出来、
観光客(確か主人公的扱いだった)は
バランス型となっておりそのキャラでないと連れて行けないキャラなども存在します。
さて先ほどから他のキャラを連れて行く、
という事を何度も言っておりますがこのゲームは豪華客船からの脱出が
目的ゆえに当然プレイヤー以外のキャラも船内におり
これらのキャラとのやり取りもこのゲームの面白いところでしょう。
プレイヤーキャラ以外のキャラにはそれぞれ隠しパラメータとして救出点が設定されており、
この救出点により船を脱出した後のエンディングが変わります。一人で脱出するのが
一番楽なのですがそれではバッドエンド確定となってしまうのです。
また、各キャラにはベストエンディングを見るための必須キャラがおり
(自分の妹だったり、船のオーナーだったりと様々です)
これらのキャラの救出は最優先事項といえるでしょう。
さて、このゲームの最も強調すべき点は「怖さ」にあるでしょう。
画面自体は普通のドット絵ですし、ストーリーが怖いというわけではないのですが
(豪華客船の沈没が怖くないのか、という点に関しては置いておくとして)
何と言っても声が怖いのです。
このゲームはプレイ中に一定以上の高さから転落するとそのキャラは死亡してしまうのですが、
(主人公は5分間の気絶ですむ)この断末魔の悲鳴がメチャクチャくるんです。
特に子供のキャラとかが甲高く悲鳴を上げながら転落していったりすると
自分のミスによる罪悪感とあいまって心臓にずしりと来ます。
同時期に弟切草もやっていたのですが、こちらのほうが怖かったという印象が強いです。
夜中に一人でプレイしていて女の子の断末魔を聞いた瞬間に部屋をノックされたりすると、
思わず意味も無く警戒したりしてしまいましたし(笑)。
また、船が沈んでいっているんだという事を意識させる演出として、
船の角度が変わっていくところもプレイヤーに
プレッシャーをかけてくれます。
最初は転覆しただけなので天地が入れ替わっただけの状態なのですが、
時間が経つにつれ、徐々に船が垂直に近づいてしまうのです。
それまでは平らだった道が少し気を抜いていると
立っていられないような坂になって転落してしまったりという事が平気で起き、
脱出への危機感をあおってくれます。
と、まあ何だかヒューマンの回し者みたいな事ばかり書いてしまいましたが、
アクションとしても面白いですし、
各キャラのシナリオも良く出来ていて非常に「買い」のソフトだと思います。
ローソンで1000円で書き換えが出来るような方だったら是非オススメです。
こいつで心臓バクバク言わせて見てください。
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