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圧縮音楽雑感
はじめに。
ここで書こうとしているのは、圧縮音楽関連の超主観的レビューです。
ここに書かれていることを鵜呑みにしないで下さい。
date:2003/01/01
私的選定傾向。
…さぁ(笑)。
元の非圧縮PCMに近い方が良いことは確かですが、基本的に
「家庭でのリスニングと外出先でのリスニングは別物」
とゆー考え方なので…。
外出先でもまともな音で聴きたい!となると、それこそEtymotic Research ER-4Bでも入手せねばどうしようもないでしょうし…。
#2003/08/17:訂正します…Etymotic Research ER-4Sを試し聴きした限りでは、ER-4Sの方が良いような感じです。
#2005/10/30:最訂正…Etymotic Research ER-4Pの方が、より音楽を楽しめると思います。Shure/E4cも良いのですが、個人的にはER/ER-4pの方が好き。
とりあえずは家庭用リスニング向けっつー事で、感じたことをつらつらと書いてみます。
なお、基本的には下記通りの貧弱な機器をレビュー用基準機器としているため、音質評価については眉唾物と思って頂く必要がある事をご
承知おきください。
ヘッドフォン:
開放型ヘッドフォン(Sennheiser/HD590) ※120Ω、97dB、音楽性評価用
密閉型ヘッドフォン(Sony/MDR7506) ※63Ω、106dB、安定性・ノイズ評価用
密閉型インナーイヤフォン(Sennheiser/MX500) ※32Ω、119dB、付属ボリウム位置最大
ヘッドフォンアンプ兼DAC兼USBオーディオインターフェース:
USBオーディオインターフェース(ONKYO/SE-U55X) ※非オーバーサンプリングなアレ。
スピーカ:
PC用パワードスピーカ(NEC/FPS-5) ※NXT方式、発泡振動板(アクリル仕様ではない)
再生用ソフトウエア:
汎用プレーヤ(Project9k/SOUND PLAYER LILITH) ※OSがWin98の為、16bit出力。
主要サンプルソース:
TWO-MIX/Baloque Bestから、「RHYTHM GENERATION」と「Symphony
suite ''TWO-MIX'' [SINGLES 1995-1998]」 ※暗騒音に近いノイズが入っており、圧縮時のぼろが出やすい
なお、ソフトウエアのバージョンなどに関しては、更新を怠っている部分や記述ミスなどの誤謬もあるかもしれません。
date:2003/01/05
△MP3/gogo3/+午後のこ~だ3.11
lameベースの超高速MP3エンコーダ。
エンジンはフリーソフト(LGPL2)、GUI部はフリーウエアとして頒布中。
GUI部は付属のもの以外にも多数存在し、特にcd2wav32との連携は見事。
2.x時代からしばらく氷河期だったが、ソースのみ頒布のみ再開された後に(他者による)専用エンコードキットの登場をへて、2003
年頭現在ではソース+コンパイラ+インストーラのセット頒布の形を取っている。
MP3については今更言うまでもなく、利点も欠点もさらけ出されているので、あえてここで記述する必要は無いと思われる。
但し、AudioLayer3自体が既に枯れた技術であり、性能的限界は既に来ていると思われる。
少なくとも、可変ビットレート(VBR)の67kbps(エンコードクオリティ高音質、VBR(最大80kbps制限、Q=9
(100kbps)))設定以下では全くお話にもならず、1/18倍が限度。
非圧縮PCMとの比較をすると、まず128kbpsでもアウト。160kbpsでもまだあらが目立つ。
date:2003/01/05
△OggVorbis/20021108
版
ベータ版の頃はどうなることかと冷や冷やものだったが、無事に1.x系がリリースされた。
頒布条件はGPL、既に製品版
ソフトウエアでの実装例もある。
世のPC系オーディオファイルに寄ってたかっていじめられ続けた(0.x版当時)為か、現行1.x系はとにかく嫌みな音を極力出さぬ様
にチューニングされている。
20021108版での完成度はかなり高く、1/22倍の圧縮率(Q=0、VBR)の場合、盛大なポストエコーが気になるもののプリエコーはさほど気に
ならず、十分実用範囲に収まっている。
とりあえず非圧縮PCMとの比較でも嫌みさが残りにくく、聴感上素直にダウングレードされている感じ。
#でも、Vorbis特有のあの気色悪い音はやっぱり残ってるのね…
整数演算ベースのデコーダーもとりあえず発表され、据え置きプレーヤでは既に非公式サポート実績あり(1例)、シリコン系ポータブルもそろそろ…という
感じか。
2003/08/13追記:
ようやく「ファインアーク;12MHzクロック動作の携帯音楽プレーヤ向けデ
コードチップを商品化」の様なブツが出てき始めました。
date:2003/01/05 +2003/08/13
△MIO 1.x(Entis soft)
2003年初頭、そろそろ符号部分を交換したMIO2.x系が出る模様。
(あくまでもジョークの範囲だが)1/500圧縮が可能で、この場合はとてもサイケな音を奏でる。MIO1.xの圧
縮方法を耳で聴く事が出来て面白い。
現在のMIOは、ノイズの出方や圧縮帯域、その他の癖が他のエンコーダとまるで異なる点が特徴。
最低レベルの設定(「音質無視しすぎ(1/20)」、LP=1、MP=2)では中心帯域に不思議な
ノイズが乗るものの、1/21倍の圧縮率にしては順当なバランスに仕上がっている。
ある特定の音に対する応答が特異であり、ソースにより(あるいは同じソース内でも)目立つ部分と目立たない部分の差が激しい。
ソフトウエアサポートに関しては、SOUND PLAYER LILITHが標準でエンコード・デコード共にサポート、Winampに関しては
MIO作者純正プラグインが出ており、PC上での再生には特に困らない。
今はとにかく、MIO2.xの出現を楽しみに待っている状況。
date:2003/01/05
△Windows Media Audio V8(Microsoft)
はじめから著作権保護機構を組み込んでおける点が唯一の特徴。
音質に関しては…コピーコントロールCDをWindows搭載パソコンにつっこんでみれば解るはず。
#通常は47kbpsで収録されている。
中解像度(128kbps近傍)では比較的真っ当な気もするが、このレートでWMAが利用される可能性はほぼ皆無(大抵はmp3が、一部ではoggが利
用されている)である。
また、低解像度(48kbps近傍)での再現性はoggに対しかなり見劣りする状況で、特にボーカル帯域の荒さが目立つ点が残念。
date:2003/08/17
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