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えもじならべあそび
- 親指シフト的な漢字直接入力用アドオン配列「漢触こーど」 (2005/11/27-2005/11/28)
おことわり。
【2005年12月1日3:17:31追記】漢字を「Webブラウザの検索機能で探しやすくする」ために、配列表は別ファイル化しました。
本配列を
使用する予定がなく、とりあえず見に来ただけ……という方は、文章を全て読み飛ばして「配列表」のみを見ることをおすすめします。
「漢直ってそういうも
のなのか」というイメージを捉えることのみが目的の場合は、途中の説明は一切不要ですので。
この「漢触こーど」は、親指シフト方式のかな文字入力方法である「飛
鳥」と「NICOLA」
で使うこと・普通のJISキーボード(空白キーがキーボード中央にあるもの)を前提に設計しました。
ただし、「一打目にスペースキー+文字キーを打鍵しても支障のない配列」であり、かつ「繭
姫/姫踊子草で実装可能」な配列であれば、どのような配列に対してでも基本的にはアドオン可能となっています。
なお、繭
姫/姫踊子草の版1.1系では本配列を再現できません(本配列の実現に必要なオプションである、StrokeMode=2と
WantThemselves=1をサポートしていないため)。必ず版1.3系またはそれ以降をお使いください。
本配列は、同時打鍵系漢直配列を実現するためのフレームワーク的な意味合いも持ち合わせています。
公開している漢直用定義ファイル(kanji_feel_code.lzh)
には、本配列定義を作成するために使用したワークシートも同梱しております。
「漢直なんて覚えられないから興味ないよ~」という方は、下記の配列表か、もしく
は添付のワークシートを見て何と
なく納得していただければそれで良いのではないかとも思います(見れば何となく仕掛けが解るように、なるべく平易な規則を用いて漢字を並べています)。
漢直にも、解りやすい(かなにおける五十音配列や、英字におけるABC順配列のよ
うな)配列があっても良いのではないか……と、そういう思いで作成しました。
実用には向かなくとも、習作には役立つかもしれません。漢字の並びを変更するなどして、使いやすい同時打鍵系漢直配列を目指すというのも、案外面白い
テーマになるかも……?
ちなみに、この配列を公開するまでの七転八倒記録は「雑記/えもじな
らべあそび - 漢触こーど、まだ間違いがありました……しかも「○い」「○ん」を打つための右シフト全面。」と、記事中にあ
る過去記事へのリンク、および「【漢
直】をキーワードにした日記内検索」をたどっていただければ、一通りご覧
いただけることと思います……が、読む価値があるかどうかは不明ですので、少なくとも読む場合はこれらを後回しにすることをお勧めします。
(2005/11/27 +2005/12/01)
定義のダウンロード
繭姫用定義にアドオンして使う漢直定義と、定義作成のために使用した作業用ワークシート(OpenDocument表計算フォーマット;
OpenOffice.orgなどで読むことができます)は、纏めて次のファイルに同梱しています。
配布条件はGFDLですので、その範囲内でお好きなようにお使いください。
(2005/11/27)
--------
★改版履歴。
--------
改0訂0正0 - 初版作成。
改0訂0正1 - 漢字の脱落部を補完。
改0訂1正0 - スペースシフト面の漢字順を「かな順」に入れ替え。
改1訂0正0 - 右シフト面に対する鍵盤への漢字割り当て順を、他の面と同一にした。(2005/11/28)
「堺叶閏甑狸椿榊岬榎桧柳柊鰻繰雫吋糎吊釣鞄釦殆」は、無シフト最後尾にそのまま放置とした。
本配列は、改1訂0正0
版をもって配列を固定
とした。
親指シフト的な漢字直接入力用アドオン配列「漢触こーど」 (2005/11/27-)
漢触こーどは、漢字を規則的に並べて作成し
た漢直コードです。
打鍵しやすさに関しては一切注視せず、習作としての機能を果たすため以下の条件を持つ配列を作成しています。
- 親指シフト専用キーボード向きではなく、汎用キーボードによる親指シフトエミュレーション環境での試打利用を想定して作成しました。
- スペースキーをどちらの親指でも叩ける状態を想定しています。
- 一打目がスペースシフト・二打目が右親指シフトの場合、一打目はスペースシフトを左親指で叩く方が楽(左親指シフト→右親指シフトと
似た感覚で叩ける)。
- 一打目がスペースシフト・二打目が左親指シフトの場合、一打目はスペースシフトを右親指で叩く方が楽(右親指シフト→左親指シフトと
似た感覚で叩ける)。
- ちなみに、欧文を打つ場合に語間を区切るスペースバーは「最後に打った文字
キーに関わる手とは逆側の手にある親指で押す」のが良いらしいです……それと似
た操作を想定しています。
- 親指シフト(NICOLA)・飛鳥かな配列を強く意識した配列構成になっている(右側シフトは「い・ん」/左側シフトは「う」に関わる漢字を
出すために用いている)。
- これはNICOLA・飛鳥に共通する「い・ん」は右、「う」は左という文字キーの位置に倣ったものです。
- ついでに言うと、この規則は設計途中でたまたま実現可能となりました(当初予定にはナシ)。
- 全ての漢字に「代表読み」を振り、その代表読み順にキーを割り当てた。
- 一打目をスペースシフト+3段10列の文字キー、
二打目を右シフト+3段10列の文字キー・左シフト+3段10列
の文字キー・無シフト+3段10列の文字キー・スペースシフト+3段10列の文字キーとする事により、シフト段+3段10列の文字キーという狭い範囲のみを使いつつ、「常に2アクションで3600字の漢字を扱うことができる」と
いう、同時打鍵かな系に近い操作性を実現している。
- 参考までに……逐次打鍵系の無連想漢直配列では、扱える漢字の数は概ね1200字~3000字程度である。従って、このフレームワークで
も十二分に必要な漢字は収容できるものと思われる(打鍵範囲を拡張する余裕は、あきれるほど余っています)。
- もっとも、ロールオーバーには極端に弱い仕掛けなので、逐次打鍵系漢直配列のような高速打鍵適性は望めないかもしれません……ここはかな
系配列における同時系・逐次系の関係と全く同じです。
- 全ての漢字をかな配列部分に干渉することなく2アクションで出せることを利用
して、一
打鍵目文字領域キーと二打鍵目文字領域キーを入れ替えた「逆順打鍵」配列を用意しています。
- かな系配列に慣れた方は正順を、ローマ字系配列に慣れた方は逆順を利用すると覚えやすいかも……?
- この辺に差があるかどうかは解りません。私の場合は「定義を作りやすいのは正順、でも逆順の方が配列表を見ながら打つには都合が
良い」と感じましたので、とりあえず両方を作ってみました。
導入方法はこんな感じになります。
- 繭
姫/姫踊子草に用意されている親指シフト定義ファイル(NICOLA・飛鳥どちらでもOK)を、別名コピーします。
- その他の配列に漢触こーどをアドオンする場合は、元配列の定義が「StrokeMode=2」で正常に動作するよう定義を書き換える必要
がありますので、その点ご注意願います。
- コピーした定義をエディタで開き、最後尾に本定義のコピーを貼り付けます。
- 親指シフト定義部分(一番上の方)の「逆」「裏」「小指」シフト三面に関して、下記を参考に中括弧を付加してください。
- '逆=対手指同時打鍵
- ={R}
*
- '裏=同手親指同時打鍵
- ={L}
+
- '小指シフト入力。
- ={H}
- 定義冒頭付近にある「MultiDownHold=LR」という行の下に、「StrokeMode=2」という行を追加してください。
- TypeModeDefault=8
- MultiDownHold=LR
- StrokeMode=2
- 書き換えを終えましたら、保存して定義を繭
姫/姫踊子草に読み込ませてください。
- 実際に使う場合は、(スペースシフトは空白キー固定のため)左親指シフトは「無変換」キーに、右親指シフトは「変換」キーに設定してくださ
い。
- ただし、直接定義を書き換えることができる方であれば、スペースシフトを別のキーに割り当て直すこともできると思います……このあたりは繭
姫/姫踊子草用定義の書き方をご存じの方であれば、まず問題なくできることかと。
「漢
触こーど」の配列表
【2005年12月1日3:17:31追記】漢字を「Webブラウザの検索機能で探しやすくする」ために、配列表は別ファイル化しました。
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