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- オートフィルの使い方
- このページではオートフィルを使って連続データや数式を入力する方法を説明しています。
更新:2024/8/7;作成:2006/4/4
オートフィル ハンドル「+」が表示されない場合
- Excel2013、Excel2016、Excel2019、Excel2021、Excel for Microsoft 365では、オートフィルが使えないときでも、フィルハンドルが常に表示されています。
マウスポインタを重ねて「+」になるときはオートフィルを使うことができますが、白十字のままの時(ポインタが変化しない時)はオートフィルは使用できない状態になっています。
オートフィルが使えない状態 |
オートフィルが使える状態 |
フィルハンドルに重ねても、ポインタが変化しない |
フィルハンドルに重ねると、ポインタが黒十字になる |
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- Excel2010までは、選択したセルの右下のオートフィル ハンドルをポイントしても「+」が表示されない時、フィルハンドルが表示されているか否かを確認します。
フィルハンドルが表示されていない |
フィルハンドルが表示されている |
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オートフィル が機能しないときの設定変更方法
- [ファイル]タブをクリックして、バックステージで[オプション]を選択して、Excelのオプションを開きます。
または、アクセスキー [Alt],[T],[O(オウ)]を順番に押します。
[詳細設定]を選択して、「フィルハンドルおよびセルのドラッグ アンド ドロップを使用する」のチェックが外れていませんか? チェックを入れましょう。
- 画面に表示されている範囲など、ある程度狭い範囲はマウスのドラッグ操作で簡単にできます。
- 連続データをオートフィルで入力する
- A2セルに「月」と入力します。 (曜日を入力する例です)
- A2セルを選択します。
- 右下隅(フィルハンドル)にマウスポインタを合わせると、黒十字に変わります。
- 黒十字の状態で、下へドラッグします。
- 連続した曜日が入力されました。
- (注)上図の例では列方向(下方向)ですが、行方向(横方向)でも同様です。
- また、基準のセルから上方向や左方向にドラッグすると、連続したマイナスの値(逆順)になります。
登録されている連続データ(ユーザー設定リスト) Topへ
- 登録されているリストの確認方法
[ファイル]タブをクリックします。
バックステージで[オプション]を選択します。
Excelのオプションで[詳細設定]を選択して、[ユーザー設定の編集]ボタンをクリックします。
- 表示されたリストが初期状態で登録されているリストです。
自分でデータを登録することもできます。
- 【例】名簿など名前を入力する場合、1度登録しておけばオートフィルで簡単に入力できます。
- 入力する順番に名前を入力し、入力したセル範囲を選択します。
- [ファイル]タブをクリックします。バックステージで[オプション]を選択します。
または、アクセスキー [Alt],[T],[O(オウ)]を順番に押します。
Excelのオプションで[詳細設定]を選択して、[ユーザー設定の編集]ボタンをクリックします。
- [インポート]ボタンをクリックすると、ユーザー設定リストとリストの項目に選択していたセルの値が表示されます。
[OK]ボタンをクリックすると登録されます。
- セルに1つ名前を入力し、フィルハンドルをドラッグします。
- 登録したリスト順で名前が入力されます。
- 文字列に数字が含まれるものも連続した値が入力できます。(登録の必要はありません)
(注:漢数字の場合は連続になりません)
- Excel for Microsoft365,Excel2021以降であれば、B2セルに =CHAR(SEQUENCE(26,1,65)) と入力します。
A〜Zを表示することができます。
B2:B27セルを選択して、[Ctrl]+[C]でコピーし、D2セルを選択して、[Ctrl]+[Shift]+[V] で値の貼り付けができます。
- 以前のバージョンなら、=CHAR(64+ROW(A1)) と入力して下方向へコピーして A〜Zを表示します。
B3:B27をCtrl+Cでコピーして、D2セルへ Ctrl+Vで貼り付けます。
貼り付けオプションで「値の貼り付け」を選択します。
- [ファイル]タブをクリックします。バックステージで[オプション]を選択します。
または、アクセスキー [Alt],[T],[O(オウ)]を順番に押します。
Excelのオプションで[詳細設定]を選択して、[ユーザー設定の編集]ボタンをクリックします。
- D2:D27セルを選択して、[インポート]して、ユーザー設定リストに登録します。
[Ctrl]キーを押しながらフィルハンドルをドラッグする
- 1と入力したセルのフィルハンドルを、[Ctrl]キーを押しながらドラッグします。
(マウスポインタ+に+が付いています。)
- 2,3,4・・・と増分1で入力されます。
オートフィルオプションを使う方法
- 最初の数字を入力して、フィルハンドルをドラッグします。
右下にオートフィルオプションが表示されます
↓
- オートフィルオプション ボタンをクリックして、メニューを開き、[連続データ]を選択します。
連続した数値「1,2,3・・・7」に変換されます。
右ドラッグでの方法(増分が +1 の連続した数値を入力する) Topへ
- ここでは 5 と入力して、フィルハンドルを右ドラッグします。
マウスの右ボタンを離すとメニューが出ます。
- メニューの[連続データ]を選択します。
増分が +1 の連続した数値が入力されます。
- 増分が +1 の連続した数値を入力されました。
数値データを2個入力する方法 Topへ
- (注)2つのセルの規則性によって値がコピーされます。
- 10と20なら 30,40・・・・100となります(+10の規則性)。
2と4なら 6,8,10・・・・20となります(+2の規則性)。
ドラッグする方向が右および下方向ならプラス、左および上方向ならマイナスされます。
- セルに1と3を入力します。
1と3のセルを選択し、フィルハンドルをポイントします。
- フィルハンドルをドラッグします。
(右下に値が表示されます)
- マウスのボタンを離すと、連続データ(+2された値)が入力されます。
- E3セルを選択して、フィルハンドルをダブルクリックすると、左列のデータが入力されているセルと、同じ行まで下側にコピーされます。
↓
数式がコピーされました。
書式もコピーされます。
- 数式が入力されている E3セルをアクティブにして、右下のフィルハンドルをドラッグします。
↓
数式がコピーされました。
- 増分を自分で決めて、連続した数値を入力する時は フィル 機能を使います。
特に、ドラッグするのが面倒なほどの量のデータを入力するときに便利です。
- セルに最初の値を入力して、そのセルを選択します。
- [ホーム]タブの編集グループにある[フィル]→[連続データの作成]を選択します。
- 方向、種類を選択します。
行方向へ入力したい時は[列]にチェックを入れます。
増分値と停止値を入れます。
[OK]ボタンをクリックします。
- 連続データが入力されました。
- 素早く連続データを入力したいときに、オートフィルをキーボードで実行したいと考えます。
連続データのアクセスキーは2通りあります。
[Alt]→[H]→[F]→[I(アイ)]→[S]→[Enter]
と
[Alt]→[E]→[I(アイ)]→[S]
です。
ちょっと長すぎる・・・、覚えにくい・・・といったことがあります。
- クイックアクセスバーに[連続データ]を登録する方法がお勧めです。
- クイックアクセス ツールバーのユーザー設定で[その他のコマンド]を選択します。
- コマンドの選択で[すべてのコマンド]を選択します。
コマンドのリストの最後の方(下端側に)にある「連続データの作成...[連続データ]」をせんたくして、[追加]ボタンを押して、クイックアクセス
ツールバーに追加します。
- [連続データ]が追加できました。
- [Alt]キーを押すとアクセスキーが表示されます。
この場合は [Alt]→[8] で[連続データ]が使用できます。(これは使っているPC(Excel) によって変わります。)
- 連続データの開始の値 15 を入力して、連続データを作成するセル範囲を選択します。
[Alt]→[8]で連続データのダイアログが表示されます。
ここでは増分値 1 で良いので [Enter]キーを押します。
- 連続データが作成できました。
数式のコピー
- 一応、オートフィルに関してのページなのでこのような方法を書いていますが、上のセルの数式をコピーするショートカットキー [Ctrl]+[D]の方が早いです。
- F2セルに数式を入力して、F2:F7を選択しています。
[Alt]+[8]で連続データ ダイアログボックスを表示します。
ダイアログボックスの増分値にカーソルがあります。
- 「オートフィル」を選択したいので、[Tab][Tab]を押して、増分値と停止値のインプットボックスからカーソルを外します。
オートフィルの [F]キーを押して、「オートフィル」のオプションボタンにチェックを入れます。
- [Enter]キーを押すと、オートフィルが実行できます。
数式がコピーできました。
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