よねさんのWordとExcelの小部屋

重複データのチェック&重複なしのデータ抽出:Excel実用編

スポンサードリンク

UNIQUE関数を使って重複しないデータを抽出する セルに関数で重複と表示して非表示にする
(フィルターを使う)
重複していないデータを関数を使って取りだす
(関数のみで取り出す)
同じシート内で絞り込む
(フィルタオプションの設定を使う)
別シートへデータを抽出する
(フィルタオプションの設定を使う)
重複しないデータを集計する

2021/09/09

はじめに   topへ

UNIQUE関数を使って重複しないデータを抽出する

重複データのチェック   topへ

セルに関数を使って重複と表示して、フィルターで非表示にする

単一の列データの重複をチェックする(B列の商品名が重複しているか否かをチェックします)

  1. E3セルに=IF(COUNTIF($B$3:B3,B3)>1,"重複","") と入力して、E22セルまでフィルハンドルをドラッグして数式をコピーします。
  2. データリスト内のセルを1つ選択します。
    [データ]タブの[フィルター]をクリックします。
  3. 重複のチェックのフィルターボタンをクリックします。
    「(空白セル)」にチェックを入れます。「重複」のチェックは外します。
    [OK]ボタンをクリックします。
  4. 重複しない商品名が表示されました。
    重複したデータは非表示になりました。

重複していないデータを関数を使って取り出してみます

  1. E3セルに =COUNTIF($B$3:B3,B3) と入力して、オートフィルなどで下方向へ数式をコピーします。
    取り出したいのは、1 の行になります。
  2. E列の値が 1 の行に 1,2,3・・・と順番を付けます。
    F3セルに =IF(E3<>1,"",COUNTIF($E$3:E3,1)) と入力して、オートフィルなどで下方向へ数式をコピーします。
    =IF(E3<>1,"" はE3セルが1でなかったら、空白を返す。という意味です。
  3. F列が 1,2,3・・・ のデータを取り出す数式は、G3セルに
    =IFERROR(INDEX($B$3:$B$22,MATCH(ROW(A1),$F$3:$F$22,0)),"")
    と入力して、オートフィルなどで下方向へ数式をコピーします。
    G3セル以降には下のように重複しない品名を取り出すことができます。

2つの列データで重複をチェックする(B列の商品名とC列の産地の組み合わせが重複しているか否かを調べます)

詳細設定「フィルタオプションの設定」を使って同じデータリスト内で絞り込む

同一シート内でB列の商品名が重複しないデータのみを表示します。

  1. 重複をチェックする列のデータのみを選択します。表全体を選択するのではありませんのでご注意ください。
    B列のデータB3:B22を選択します。
  2. [データ]タブの並べ替えとフィルター グループにある[詳細設定]を実行します。
    コマンドの名称が「フィルターオプションの設定」から「詳細設定」に変わりました。
  3. 「選択範囲内」にチェックが入っているのを確認します。
    リスト範囲が選択したデータ範囲「B2:B22」になっているのを確認します。
    「重複するレコードは無視する」にチェックを入れます。
  4. 商品名が重複しないデータのみが表示されました
  5. 列のデータが重複しないデータ B2:D13 をコピーして他のシートへ貼り付けることができます。
    B2:D13を選択して、[Ctrl]+[C]でコピーします。


    シート2のB2セルを選択して、[Ctrl]+[V]で貼り付けると、重複していないデータを貼り付けることができます。
  6. データをすべて表示するには、[データ]タブの[クリア]を実行します。

同一シート内でB列の商品名とC列の産地の組み合わせが重複しないデータのみを表示します。

  1. 重複をチェックする列のデータを選択します。表全体を選択するのではありませんのでご注意ください。
    ここでは、2つの列のデータ、B:C列のデータB2:C22を選択します
  2. [データ]タブの[詳細設定]を実行します。
    (コマンドの名称が「フィルターオプションの設定」から「詳細設定」に変わりました。)
  3. 「選択範囲内」にチェックが入っているのを確認します。
    リスト範囲が選択したデータ範囲「B2:C22」になっているのを確認します。
    「重複するレコードは無視する」にチェックを入れます。
  4. B列の商品名とC列の産地の組み合わせが、重複しないデータのみが表示されました
  5. B2:D19をコピーして他のシートへ貼り付けることができます。
    B2:D19を選択して、[Ctrl]+[C]でコピーします。


    シート3のB2セルを選択して、[Ctrl]+[V]で貼り付けると、重複していないデータを貼り付けることができます。
  6. データをすべて表示するには、[データ]タブの[クリア]を実行します。

別シートへデータを抽出する(フィルタオプションの設定を使う)

別シートへB列の商品名が重複しないデータを抽出します。

  1. 抽出先のシートをアクティブにし、セルを選択します。←ここがポイントです
    ここではSheet2のB2セルを選択しています。
  2. [データ]タブの[詳細設定]を実行します。
  3. 「指定した範囲」にチェックを入れます。
    リスト範囲でデータ範囲「Sheet1!B2:B22」とします。
    抽出範囲を「Sheet2!B2」とします。
    「重複するレコードは無視する」にチェックを入れます。
  4. 重複しない商品名がSheet2へ抽出されました。

別シートへB列の商品名とC列の産地の組み合わせが重複しないデータを抽出します。

  1. 抽出先のシートをアクティブにし、セルを選択します。(ここがポイントです)
    ここではSheet2のB2セルを選択しています。
  2. [データ]タブの並べ替えとフィルター グループにある[詳細設定]を実行します。

  3. 「指定した範囲」にチェックが入っているのを確認します。
    リスト範囲が選択したデータ範囲を「Sheet1!B2:C22」とします。
    抽出範囲を「Sheet2!B2」とします。
    「重複するレコードは無視する」にチェックを入れます。
  4. 商品名と産地の組み合わせが重複しないデータがSheet2へ抽出されました。

2つのシートの重複するデータを別シートへ抽出します(Excel2002のみ)

2つのシートの重複しないデータを別シートへ抽出します(Excel2002のみ)

  1. 抽出先のSheet3へ元データ(Sheet1のデータ)をコピーします。
  2. Sheet3のA1セルを選択します。
  3. [データ]タブの並べ替えとフィルター グループにある[詳細設定]を実行します。
  4. リスト範囲が選択したデータ範囲を「A2:A15」とします。
    検索条件範囲を「Sheet2!A2:A10」とします。
  5. Sheet3に重複したデータが表示されました。(重複していないデータが非表示になっています)
  6. Sheet3で抽出されたデータを選択します。
  7. [ホーム]タブのセルグループにある[削除]→[シートの行を削除]を実行ます。
    抽出データ(Sheet2との重複データ)を削除します。
  8. [データ]タブの並べ替えとフィルター グループの[クリア]を実行します。
  9. フィルタを解除すると、重複しないデータが残ります。

重複しないデータを集計する   topへ

商品名と産地が重複しないデータを使って、数式を作成します。

  1. SUMPRODUCT関数を使った例
    G2:H14に重複しないデータを書き出しています。
    I3セルに =SUMPRODUCT(($B$3:$B$22=G3)*($C$3:$C$22=H3)*($D$3:$D$22)) と数式を入力して、合計を求めました。
    SUMPRODUCT関数の使い方は SUMPRODUCT関数 をご覧ください。
  2. SUMIFS関数を使って集計した例
    G2:H14に重複しないデータを書き出しています。
    I3セルに =SUMIFS($D$3:$D$22,$B$3:$B$22,G3,$C$3:$C$22,H3) と数式を入力して、合計を求めました。
    SUMIFS関数はExcel2007で追加された関数です。使い方は SUMIFS関数 をご覧ください。

ピボットテーブルを使うと、数式を作成する必要がありません。

  1. [データ]タブの[並べ替え]を実行します。
  2. 最優先されるキーに「商品名」 順序で「昇順」を選択します。
    「レベルの追加」をクリックして、
    次に優先されるキーに「産地」 順序で「昇順」を選択します。
  3. データが並べ替えられました。
    [挿入]タブで[ピボットテーブル]を実行します。
  4. 行に「商品名」と[産地」、Σ値に「合計/数量」を配置します。
    集計ができました。

スポンサードリンク



よねさんのWordとExcelの小部屋Excel(エクセル)講座の総目次Excel(エクセル)実用編:目次|重複データのチェック&重複なしのデータ抽出

PageViewCounter
 Counter
 Since2006/2/27