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INDIRECT関数を使ってセルや他のシートを参照する
更新:2024/6/21;作成:2018/3/30
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=INDIRECT(参照文字列,参照形式)
参照文字列で入力したセル、セル範囲名を計算式で参照できるようにする。
参照形式:TRUE または省略した場合、A1形式でのセル参照。
FALSE R1C1形式でのセル参照。
- 【問題】各シート1月〜12月のC2セルに各月の合計値が計算されています。
- 下図のように、Sheet1に各月の合計値を表示しなさい。
【解答例】
- 数字で始まるシート名や空白を含むシート名の場合は、シート名をシングルクォーテーション「’」で囲んで「’シート名’!セル番号」とします。
C3セルに =’1月’!C2 とシート 1月 の C2セルを参照する数式を入力すればOKです。
C4セルは =’2月’!C2 、C5セルは =’3月’!C2 といった具合になります。
シート名の部分を書き換える必要があります。
これを繰り返すのはちょっと面倒です。
- INDIRECT関数を使って、シート名が入力されている B2:B14セルをそれぞれ参照する数式を作成します。
C3セルに =INDIRECT(B3&"!C2") と入力します。
下方向へフィルハンドルをドラッグ(または、ダブルクリック)して数式をコピーします。
- 入力規則のプルダウンリストを伸縮自在にするために、テーブルを使う時にINDIRECT関数を使う必要があります。
ドロップダウンリストを伸縮自在にするには、テーブルを利用し、そのテーブルをINDIRECT関数で指定します。
- プルダウンリスト(ドロップダウンリスト)に表示するデータをE2:E6 に入力します。
テーブルに変換するので、データリストのセル範囲 E2:E6 を選択します。
- [ホーム]タブの[テーブルとして書式設定]→[濃い青緑,テーブルスタイル(淡色)9]を選択しました。
- 「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れます。
[OK]ボタンをクリックします。
- [テーブルデザイン]タブのプロパティ グループのテーブル名に 「果物の表」と入力しました。
テーブルの名前を「果物の表」としました。
- プルダウンリストを表示するセル B3セルを選択します。
- [データ]タブのテータ ツール グループにある[データの入力規則]をクリックします。
- 入力値の種類で「リスト」を選択します。
元の値に =INDIRECT("果物の表") と入力します。
INDIRECT関数の引数に テーブル名を ””でくくって指定します。
- 入力規則のプルダウンリストが作成できました。
キーボードでリストを開くときは[Alt]+[↓]です。[↓]キーで選択し、[Enter]キーまたは[Tab]キーで入力できます。
- テーブルに新しい果物を追加します。
プルダウンリストにも追加した果物が表示されます。
- 参照するセル範囲を切り替えたいときは、それぞれのセル範囲に名前を定義し、INDIRECT関数を使って切り替えることができます。
- 各支店の売上データが各シートに入力されています。
この各支店の月のデータを検索します。
- 数式を見やすくするためにデータ範囲に名前を定義しています。
- 鹿児島店のデータ範囲に 鹿児島店 と名前を定義します。
名前ボックスに 鹿児島店 と入力します。
- 他のシートのデータ範囲に 姶良店、指宿店と名前を定義しました。
- D3セルに =IF(B3="","",VLOOKUP(C3,INDIRECT(B3),2,FALSE)) と入力して求めることができます。
ここで、検索するデータ範囲に名前を定義してありますので、 INDIRECT(B3) で参照するデータ範囲を指定できます。
検索する月は VLOOKUP関数で そのデータ範囲から 月 を検索して、売り上げを表示しています。
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