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剰余を求める(MOD関数)/除算の商の整数部を返す(QUOTIENT関数)の使い方
- エクセルでの数値の丸め処理に関する様々な関数について説明しています。
更新: 2024/2/15
基準値の近い倍数に切り下げる topへ
フロアー
=FLOOR(数値,基準値)
(数値と基準値の符号が一致する必要があります)
【問題】
- 鉛筆とノートの在庫が少なくなりました。鉛筆とノートを必要量購入します。
- 問屋さんへ何ケース、何本 発注すればよいでしょうか?オレンジのセルに数式を入れなさい。
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|
B |
C |
D |
E |
F |
G |
2 |
|
数量 |
基準値 |
|
|
|
3 |
品名 |
必要量 |
1ケースの本数 |
ケースでの発注本数 |
発注ケース数 |
発注単品数 |
4 |
鉛筆 |
50 |
12 |
48 |
4 |
2 |
5 |
ノート |
40 |
12 |
36 |
3 |
4 |
【解答例】
- 必要な最小ケース数はFLOOR関数、端数はMOD関数で求めます。
- 12×4=48 12×5=60 必要数は50なので12の倍数の48に切り下げます。
=FLOOR(C4,D4) または =FLOOR(C4,12) となります。
- 50÷12=4 余り2 (この計算の余り2を求める)
=MOD(C4,D4) または=MOD(C4,12) となります。
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|
B |
C |
D |
E |
F |
G |
2 |
|
数量 |
基準値 |
|
|
|
3 |
品名 |
必要量 |
1ケースの本数 |
ケースでの発注本数 |
発注ケース数 |
発注単品数 |
4 |
鉛筆 |
50 |
12 |
=FLOOR(C4,D4) |
=E4/D4 |
=MOD(C4,D4) |
5 |
ノート |
40 |
12 |
=FLOOR(C5,D5) |
=E5/D5 |
=MOD(C5,D5) |
【問題2】
- 下図のように条件付き書式で一行ごとに塗りつぶす場合の条件に、数式を指定しなさい。
【問題2の解答例】
- B3:I12セルを選択して、条件付き書式を設定します。
B3セルの値が2で割って余りがゼロという条件を作成しました。(偶数か奇数かで判断しています)
数式は =MOD($B3,2)=0 として偶数なら塗りつぶします。奇数の場合は =MOD($B3,2)=1 とします。
または、行番号を使って数式を作成することもできます。=MOD(ROW(),2)=0 として行が偶数なら塗りつぶします。
除算の商の整数部を返します topへ
クオウシェント
=QUOTIENT(分子,分母)
分子:被除数 (割られる数) を指定します。
分母:除数 (割る数) を指定します。
(注) Excel2003以前では、この関数はメニューバーの【ツール】→【アドイン】で【分析ツール】を有効にする必要があります。
- 商の余り (小数部) を切り捨てる場合に、この関数を使います。
- 【例】
- 10÷3 の商を求めると、 =QUOTIENT(10,3)=3 となります。
- -10÷3 の商を求めると、 =QUOTIENT(-10,3)=-3 となります。
- 【蛇足】
- TRUNC関数と同じ結果が得られます。
=TRUNC(10/3)=3 =TRUNC(-10/3)=-3 となります。
- ROUNDDOWN関数でも同じ結果が得られます。
=ROUNDDOWN(10/3,0)=3 =ROUNDDOWN(-10/3,0)=-3 となります。
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