RANDARRAY関数でランダムな数値の配列を返す:Excel関数

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更新:2023/3/14;作成:2020/5/19

RANDARRAY関数が利用できるExcelの種類(バージョンについて)

Excel for Microsoft 365 (サブスクリプション版) でRANDARRAY関数が使えるようになりました。
(Office365は2020/4/22からは Microsoft365となりました)
ちなみに、Excel2016(永続ライセンス版),Excel2019(永続ライセンス版)では使用できませんので、ご注意ください。
なお、2021/10/5頃から市販されている Excel2021(永続ライセンス版)でも使用できます。

	Spill(スピル)	RANDARRAY関数
Excel2016	×	×
Excel2019	×	×
Excel2021	○	○
Excel for Microsoft365	○	○

ランダムな数値の配列を返します　　　 topへ
　ランドアレイ
=RANDARRAY([行],[列],[最小],[最大],[整数])

RANDARRAY関数の引数

引数	説明
行 (省略可能)	返される行の数
列 (省略可能)	返される列の数
最小 (省略可能)	返される最小値
最大 (省略可能)	返される最大値
整数 (省略可能)	整数の場合は TRUE FALSEまたは省略時は小数値

引数を省略した例

=RANDARRAY()
乱数が表示され、再計算のたびに変更されます。

行を指定した例

=RANDARRAY(5)
行に 5を設定しています。

行と列を指定した例

=RANDARRAY(5,4)
行に 5、列に 4 を設定しています。

行と列と最小と最大を指定した例

=RANDARRAY(5,4,7,25)
最小に 7、最大に 25 を設定しています。

行と列と最小と最大と整数を指定した例

=RANDARRAY(5,4,7,25,TRUE)
整数に TRUE と設定しています。
下図を見てわかることは、同じ値が散見されます。ランダムな整数値を表示するには注意が必要です。

7～25のランダムな整数値を重複なしに表示するにはひと工夫必要です。
下図は=RANDARRAY(5,4,7,25)と小数値で表示して、=RANK(B2#,B2#)+6　とRANK関数で順位をつけてみました。

ダミーデータの作成にRANDARRAY関数を利用した例です

D3セルに =RANDARRAY(9,4,30,99,TRUE)　と入力しました。

D3:G9セルを選択して、[Ctrl]+[C]でコピーします。

[Ctrl]+[V]で貼り付けます。
右下に表示された貼り付けオプションで「値」を選択します。

数式が数値に変換できました。

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