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カタカナをひらがなへ変換する:Excel関数の技

• 入力されたカタカナをひらがなへ、または、ひらがなをカタカナへ変換する方法です。

更新:2024/3/9;作成:2013/8/5

文字種を変更する　　topへ

• VBAでは文字種を変更する関数（StrConv）を利用することができますが、ワークシート関数にはこのような関数はありません。
• カタカナ/ひらがな　を切り替えることができる機能に「ふりがな」があります。
  この機能と、ふりがなを取り出すPHONETIC関数を組み合わせて　カタカナ/ひらがなの変換を行うことができます。

カタカナをひらがなに変換する 　　topへ

1. B列にカタカナが入力されています。
   

   	B	C	D
   2	カタカナ		ひらがな
   3	フクオカケン
   4	サガケン
   5	ナガサキケン
   6	クマモトケン
   7	オオイタケン
   8	ミヤザキケン
   9	カゴシマケン
   10	オキナワケン

2. D3セルに　=PHONETIC(B3) と入力してふりがなを取り出すと・・・・カタカナが表示されました。
   
3. カタカナのセルB3:B10を選択します。
   [ホーム]タブの[ふりがな]→[ふりがなの設定]を実行します。
   
4. [ふりがな]タブの種類で「ひらがな」にチェックを入れます。
   
5. D3セルに　ひらがな　が表示されました。
   
6. D3セルの数式をD9セルまでコピーします。
   
7. これで完成・・・としたいのですが、ふりがなの設定が変更されたら、カタカナに戻ることがあります。
   D3:D10セルをコピーして、値の貼り付けでセルの値を数式からひらがなの文字列に変更します。
   

ひらがなをカタカナに変換する 　　topへ

• 操作方法は上記と同じです。
  ここでは手順が少ない方法を書いてみます。

1. ひらがなのセルD2:D9を選択します。
   [ホーム]タブの[ふりがな]→[ふりがなの設定]を実行します。
   
2. 「ふりがな」タブの種類で「全角カタカナ」にチェックを入れます。
   [OK]ボタンをクリックします。
   
3. カタカナを表示したいセル範囲 F2:F8 を選択して、アクティブなセル F2 に　=PHONETIC(D2) と入力します。
   [Ctrl]+[Enter] で数式の入力を確定すると、選択していたセル何位に数式が入力されます。
   
   ↓
   
4. F2:F8セルが選択されている状態なので、[Ctrl]+[C] でコピーします。
   [Ctrl]+[V] で貼り付けを実行します。すると、貼り付けオプションが表示されるので、[Ctrl]キーを押して、リストを展開します。
   値の貼り付けは(V) となっているので　[V]キーを押します。または、[↓]キーを2回押して値のアイコンを選択して、[Enter]キーを押します。
   
   ↓
   これで、数式が値に変換されました。
   

VBAのコード例 　　topへ

• VBAを使う場合は、StrConv関数が使えますので、下表のようなコードで変換ができます。
  • カタカナへ変換する場合は　c.Offset(0, 2).Value = StrConv(c.Value, vbKatakana)　とします。

  Sub test() 　Dim c As Range 　　For Each c In Range("B2:B9") 　　　　c.Offset(0, 2).Value = StrConv(c.Value, vbHiragana) 　　Next c End Sub

  B列にカタカナで入力して、VBAを実行するとひらがながD列に表示されます。
  

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