KATO製 EF58 小加工

 2008年春の花月園のお題が「カトちゃん改」ということで、KATO製品を改造したものでした。

 それに合わせて、以前よりストックしてあったEF58計5輌を青大将他に改造を始めました。プロトタイプとしては、青色大窓ひさし付きの43号機タイプ、鋳鋼製台車付き青大将塗装45号機タイプ、60号機タイプ、小窓機の111号機タイプ、ブルトレ色の138号機タイプです。

 結局、運転会に間に合ったのは、青大将のEF58 45とEF58 43タイプだけでしたが、残りの3輌についても少しずつ工作を進め、何とか2008年夏にはとりあえず完成といえるところまでもってくることができました。

 45号機は既に青大将の工作記で書いてますので、それ以外のものについて、以前に書いた4号機や45号機との違うところを中心に加工の概略を記します。


小窓機(111 & 138)

 小窓化する111&138号機は、まず4号機と同様に大窓の下部を1.2mmのプラ板でかさ上げをしました。他にもナンバープレートなどもプラ板などで埋めます。138号機の方は昇降手すり部などを無精してプラパテで埋めてみましたが、時間が経つにつれ引けが目立ってしまい、上手くありませんでした。

 またこれらの小窓機はパンタもKTM・エンドウのPS15に交換しますので、元のパンタ取付ネジの穴も埋めてしまいます。

 屋根上の加工途中の状態です。

 PS15を付ける際は、避雷器も少し前の方に移動しますので、元の取付部を削っておきます。また手すりも真鍮線で付け替えるので、モールドを削っています。

 正面部を研磨し上げして、プラサフェを吹いたところです。

 写真左が138タイプですが、ブルトレ色時代は正面のステップもありませんでしたので、削り落としてあり、また手すり取り付け穴や信号煙管取付穴も含めて埋め、平坦に仕上げます。

モニタ窓

 小窓機2輌は、屋根上のモニター窓がHゴム化されています。

 そこで写真のようにモニタ窓の両端にプラ板を接着した上でパテ&瞬間接着剤を盛って、ヤスリ成形で簡単にHゴムっぽく仕上げます。

 また吊り下げ用のフックも、元のモールドを削り落とし、φ0.4の真鍮線でそれらしく作り替えてあります。

 窓のところを丸ヤスリで成形し、丸みを付けて仕上げたところです。

 塗装をすませて、Hゴムに灰色を烏口で入れたところです。

 Hゴムは塗装のみの表現ですが、何とかそれらしく仕上がりました。

ビニロックフィルタ化

 43, 60 & 111の各機は昭和40~50年代の姿としますので、側面のフィルタがビニロック化されています。

 そこでこれらについては、ボナファイデプロダクツのパーツを使用して加工しました。

 ボナのパーツは、オリジナルのフィルタ部をくり抜いてはめ込むようになっていますので、その指示に従いくり抜くことにします。

 写真はまず4隅にφ2mmのドリルで穴を空けたところです。

 続いて空けた穴を結ぶように、ざっとカッターで穴を空けます。

 その後、カッターとヤスリを用いて、現物合わせでフィルタパーツがちょうど填り込むように穴の縁を仕上げました。

 写真はフィルタパーツを所定の位置にはめ込んだところで、裏側から瞬間接着剤で固定してあります。

大窓機

 大窓機3輌の加工途中の正面で、一番右が青大将45号機、まん中が43号機、左が60号機タイプです。

 43号機タイプも右のようにつらら切りを付けますが、この時点では水切りを削り落としただけでまだ取付穴も空けていません。

 60号機は、日章旗の取り付け用に正面のステップに書き取りがありますので、写真を参考にそれらしくカッターで削り取ってあります。

塗装&小窓機の仕上げ

 新標準色&ブルトレ色の塗装は、クリーム色から塗りました。

 43&111号機タイプは上写真のように、138号機はした写真のようにそれぞれマスキングして、GMの青15号を吹きました。

 小窓機の正面窓は、オリジナル正面窓ユニットから窓の部分を切り落とし、窓の下部を削って現物合わせでちょうど填り込むように加工しました。

 小窓機はパンタグラフをENDOのPS15に交換します。写真上はブルトレ機、下は新標準塗装機のパンタ周りです。

 ブルトレ機のパンタはオリジナルタイプのシューのものとし、避雷器は旧型のカバーのないものを取り付けます。新標準塗装機のパンタは軽量タイプとし、避雷器は最近のタイプを取り付けます。ともに避雷器はエコーのものを使用し、取り付け位置は元の位置よりも前に移設してあります。

 ブルトレ色(左)と新標準色(右)を塗り飾り帯やナンバーも入れたところです。

 ワイパーはボナのつらら切りセットに入っていたものを少量のゴム系接着剤を使用して取り付けています。

 小窓機の足回りも組んだところで、正面のジャンパ栓、エアホースについても少し追加しました。

 新標準塗装機の方は米原にいた20系ブルトレ牽引用のP型仕様の111号機タイプとして、エアホースを2本追加しています。追加したエアホースはコックのところを白く塗りましたので、結構良いアクセントになっています。

 ブルトレ機の方は、カニ22のパンタ昇降用(?)などのジャンパ栓受けを正面向かって右側に追加しました。

60号機タイプ

 大窓機のうち60号機はお召し機の特徴であるステンレスの帯が車体側面に付いています。この帯は、洋白帯を所定の長さに切断して、ゴム系接着剤で接着しています。乗務員扉のあたりは、短く切った帯板を曲がりが出ないよう慎重に付けています。帯を貼るときに手すりの塗装を少し痛めてしまいましたので、後でタッチアップで修正します。

 正面の飾り帯はエナメルのクロームシルバーの塗装で表現しましたが、やはり洋白帯で作ったところとは光沢が違い見劣りしますので、このあたりもう少し表現を考えた方が良さそうです。

 60号機の側面ナンバーとメーカーズプレートの周辺です。型式番号はダルマヤの塗装済み型式番号を使用し、オリジナルのナンバーが付けられていたところに帯を貼る前に接着しておいたのですが、帯との位置関係から見るとが少し低すぎたようです。下手に剥がすと塗装を痛めそうなのでとりあえずそのままにしていますが、いずれ修正しようと思います。

 60号機の下回りなどを組み上げたところです。

完成

 今回、作製した5輌のEF58もとりあえずこれで完成しました。

 時代も塗装も異なる5輌ですが、これからは特急、急行、荷物列車などの先頭に立って活躍してくれることでしょう。(まだ非牽引客車が揃っていないのもありますので、そちらも作らねば...。)

 これでEF58も計7輌となりましたが、まだ欲しいタイプがいくつかありますので、また機会を見て作っていきたいと思います。


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