レ12000キット(ENDO製)製作記

ペーパー工作のマニ60の方も、主なところはだいたい目処が付いたので、息抜きに最近発売されたエンドウの「レ12000」のプラキットを組んでみました。エンドウのキットは比較的安価で組みやすいため、昔の2軸貨車の編成が好きな人間には、懐に負担をかけず長編成を実現するには頼もしい製品です。この冷蔵車は白色ですので、黒い貨車の編成中のアクセントとしても好ましい製品です。
実はレ12000は以前に購入したアダチの真鍮キットも持っていますが、そちらはまだ押入にしまったままです。涼しくなったらそちらも組み上げたいと思います。

このキット自体は基本的には組みやすいものですので、取り立てて書くこともないかと思いますが、全く初めての方もいらっしゃるかもしれませんので、参考にしてもらえればと思います。


キット全景

エンドウのキットは2輌セットとなっていますが、それから1輌分のプラパーツを抜き出すとこれだけになります。これ以外に手すりの真鍮線やウエイト、車輪の軸受けなどの金属パーツが入っています。

車輪は別売りですので、それぞれ好みの車輪(プレートorスポーク)を別途購入する必要があります。実車はスポーク軸ですので、模型でもそれを用いると実感的ですが、その分結構高価ですので、私はプレート車輪を用いることにしました。また連結器も別売りです。キットの指定はKedeeカプラーのNo.5で、1袋に2輌分入っていますので、1袋買えばちょうどとなります。他には塗装用に白と黒のプラ塗料が必要です。

キットを組むに先立って、プラパーツはランナーにつけたままの状態で、離型材を取り除き塗料ののりを良くするために、古歯ブラシと洗剤で表面を洗浄しています。洗剤としては私は普通の固形石けんを古歯ブラシにつけて、歯磨きの要領で表面を磨いています。もちろん細いパーツや壊れやすいパーツ(このキットでははしごやブレーキ梃子など)はあまり力を入れずにやさしくこすっています。

上回りの組み立て

側板をランナーから切り出したところです。

ブレーキ梃子の付く方の側板には、手すりがつきます。側板の裏には、手すり用のくぼみが付いていますので、裏から径0.4mmのドリルで貫通させます。手すりをつけない側板の方も表から手すり取り付け用の穴のあとがうっすら見えていますので、裏面から瞬間接着剤を流したうえで、表面を#1000の耐水ペーパーで研磨して平坦に仕上げました。

妻板の方は両方とも手すりがつきます。また妻板端部の縦の手すりは妻板と一体で成型されていますが、今回は成型されたものを削って、他と同じように真鍮線でつけることにしました。この写真はですでに妻板の成型手すりを削って、手すりをつける位置に穴を開けています。

側板と妻板に、キットに入っている0.4mmの真鍮線を曲げた手すりをつけたところです。

側板の手すりは穴から差し込んで、裏から瞬間接着剤を流して固定しています。妻板の縦手すりは側板の取り付けしろとぎりぎりですので、この段階ではまだ差し込んだだけで、側板を箱に組んでから側板と同様に裏から瞬間接着剤で固定します。

側板と妻板はまずこのようにL型につけます。これを2つ組み合わせて、車体を箱にします。

妻板の縦の手すりは、この写真のように側板と干渉するぎりぎりの位置です。もし当たるようなら、側板の角の裏のところを少し削ってやります。
側板と妻をプラ用接着剤でつけてから、妻の縦手すりを瞬間接着剤で固定します。

側板と妻板を組み合わせて箱にして、屋根をつければ、車体はほぼ完成です。

あと上回りには妻板にはしごがつきますが、引っかけて壊れやすいので最後につけることにしました。

下回りの組み立て

下回りの組み立ては、ブレーキシリンダをモールドした箱の裏に、金属板のウエイトをゴム系接着剤でつけるところから始めました。

床板にネジで取り付ける、ウェイト、軸受けを並べたところです。それぞれ上下に対応させたネジで下の写真のようにつけます。

軸受けをモールドした側パーツをつける前に、とりあえず車輪をはめて、ガタはないか、なめらかに回転するか確認します。通常は調整する必要はないですが、もし問題があれば軸受けの幅を調整します。

下回りの側パーツは、軸受けが稼動できる遊びを少し残すように、プラ用接着剤で接着します。

車輪をはめた状態で、車輪との間隔を見ながらブレーキシューなどを接着していきます。

最後に足踏みのブレーキ梃子のパーツを接着すれば下回りも完成です。

はしごの切り出しと組み立て完了

はしごのパーツは切り出すとき注意しないと壊れやすいので、説明書にも注意書きが書かれています。私も1つ切り出すときに、壊しかけました。
基本的には注意書きにしたがっていけばよいのですが、今回は以下のようにしました。

まず説明書に書かれているように大きく切り出します。説明書でははしごを取り付けるランナーは上下とも3本ですが、実際は3本と5本でした。

次に3本の方で切断します。

説明書では次は下の5本の方を切断することになっていますが、私のここで刃の鋭利なデザインカッターを使って、上の方をランナーの根っこのところから切断しました。

続いて下の方も同様に、はしごに近いランナーの根っこのところから切断します。

最後にはしご本体に残っている、ランナーのバリを丁寧に切断して、はしごの切り出しは終了です。

切り出したはしごは上回りにプラ接着剤で接着します。はしごの端部が屋根上と下側に飛び出していますので、この後も引っかけて壊さないように注意が必要です。

はしごとKadee No.5カプラーをつけたところです。カプラーの取り付けは付属のネジをねじ込んでいっても大丈夫ですが、少し堅いのでできれば前もってM2のタップでネジを切っておけば楽になります。

あとは上回りを白に、下回りを黒に塗装して、レタリングを入れれば完成です。車輪もあとで黒に塗装します。

私はここまで3晩かけましたが、速い人なら1晩で完成まで持って行けるでしょう。


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