キハ35系製作記 - (3)

 いよいよ塗装から仕上げに入ります。


キハ35系製作記 - (1) (2)、 (3)

塗装

 GWの5連休を利用して、一気に塗装を行いました。今回は簡便性を優先して、GMの缶スプレーを利用して塗装を行います。

 この4連は、昔の一般型気動車の標準的なクリームとオレンジの2色塗りで仕上げます。

 まず写真はクリーム色を吹いたところです。

 キハ35系は扉などの凹凸が大きいので、塗り分けに当たっては慎重にマスクしていく必要があります。

 まず正面ですが、塗り分け線の直上に手すりがあるので、まずはここからクリアしていきます。

 最初に正面の乗務員扉の塗り分け位置に合わせて、細く切ったマスキングテープを貼り、手すりの部分は切り込みを入れて逃げます。

 更に側面に向かって塗り分け位置を決めた後、手すりの部分は小さなマスキングテープを上側から貼りカバーしました。

 側面の客用扉のところは、まず車体長全体に塗り分け位置に沿ってテープを貼り、写真のように扉中央付近がカットして、扉の段差のところをしっかりマスクしました。

 そして隙間が空いたところをおよそ扉の幅程度に切ったマスキングテープでカバーしました。

 このようにしてまずは塗り分け位置を、しっかり一周決めました。

 屋根を含めた残りの部分は、広告の紙なども併用しつつ写真のようにマスクしました。

 また車体の内側の窓の部分もマスクして、車体内側から入った塗料が窓枠のところに付かないようにしました。

 右はオレンジまで吹いたところです。

 一部、マスクがうまくいかず、塗料がにじんだところもありますが、後から修正することにし、屋根の塗装に進むことにします。

 屋根の塗装に当たっては、写真左のように車体の下部からマスキングを始め、最後に雨樋のところの振り分け線をマスクするようにしました。

 4輛、屋根までの塗装が終了したところです。屋根はGMのねずみ色1号を使用しました。

 このあとレタリングを入れるなど、車体の方の最後の仕上げに進んでいきます。

2009.5.9

仕上げ

 別途、塗装した手すりを付け、インレタを入れたところです。

 インレタは側面の形式車番はくろま屋のキハ35系用を使用し、貫通路の踏み板の番号はKATOのワム90000用のレタリングを使用しています。今のところ、型式番号のみで、配置などのレタリングは入れてありません。

 インレタを入れた後、半艶のトップコートを吹いて固着してあります。

 貫通路のライトグリーンは田宮のコクピット色(日本海軍)を筆塗りしています。

 つづいてHゴムとして、田宮のライトグレーを烏口で入れましたが、線が乱れてなかなかきれいには塗れません。何度かやり直しましたが、結局この程度で妥協してしまいました。

 またヘッドライトとテールライトのレンズも木工ボンドを用いて固定してあります。

 車側表示灯のレンズも、同様に木工ボンドで軽く固定してあります。もともとキハ35用のは車体の裏側からはめ込むようになっていますが、ペーパーでは側板の厚みが厚いため裏からははめられませんので、先端の部分のみ切断して表からはめ込んでいます。

 上は初期タイプのキハ35で、後から量産された下のタイプでは中央の表示灯位置がドアの中央に移っています。これは天賞堂の車側表示灯を埋め込んでいます。

2009.5.16

 窓のアルミサッシですが、いままでは台所用のアルミテープを使ったこともあったのですが、今回細い中桟もあるのでアルミテープでは厳しそうです。伊豆急では型紙にあったペーパーから切り出しましたが、今回は型紙の作者のてつさんが以前のキハ23でやられていた、洋白帯材を用いた表現にすることにしました。

 写真のようにドア間の部分ごとに、パーツを切り出して作りました。

 サッシの上と下は2mm幅、中桟は0.5mm幅の帯材を使用しました。

 まずは窓セルの下端に帯材を1本、ゴム系接着剤で貼り付けます。

 続いてぺーバーの治具を使用して、サッシの上と下の間隔を決めながら反対がわの端も同様に固定しました。

 写真上が治具を使って両端を付けているところ、下が上下を付けた窓セルです。

 続いて同様にペーパーの治具を用いて、中桟も固定しました。

 下のように洋白帯材を付けたものを必要な数だけ量産し、ゴム系接着剤を用いて車体に付けていきました。

ジャンパー栓受けなど

 床下のジャンパー栓受けはエコーのパーツを使用して、プラ板に接着しました。

 エアホースはエンドウのパーツを用い、運転席側だけに付けることにしました。エアホース自体は写真のようにプラ板で受けを作って、そこにゴム系接着剤と瞬間接着剤を併用して固定してあります。

 その上で全体を、写真のようにグレーに塗装しました。

 続いてジャンパー栓受けとエアホースなどを黒く塗り、エアホースのコックのところにも赤と白を差しました。

 このように仕上げたユニットを床板の橋に接着しました。写真ではカプラー受けもプラ板で付け、黒く塗ってあります。

 最終的に完成した床板です。

 上が動力車で、MPギヤの両軸駆動としています。モーターは両軸のCN16強力型を使用し、モーターには黒い紙を巻いてあります。

完成

 カプラーはケーディーの16番を使用しました。

 カプラーの胴受けはエコーの気動車用を使用し、カプラーを取り付けてからゴム系接着剤で固定していますので、カプラーを簡単に外すことは出来ませんが、一度付ければばらすことはほとんどないのでOKとします。

 貫通幌はエンドウの気動車用を使用し、黒く塗装したものをゴム系接着剤で固定しています。

 ワイパーもエンドウの旧型用を使用し、窓下に穴を開けて差し込んで、少量のエポキシ接着剤で固定しました。またドアハンドルはエコーのメッキ済みのものを奢り、エポキシで付けてあります。

 方向幕はワープロで「奈良-京都」と作成・印刷したものを内側から接着しました。

 トイレ窓は白色のプラ板を使用し、桟はアルミテープを幅0.8mm程度に細く切ったものを貼り付けてあります。

 またドアの合わせ目の部分には烏口でグレーを入れました。

 このようにひととおり完成した4連です。

 グローブベンチレータはエンドウのものを使用して、別途グレーに塗ったもの(実はプラサフを吹いたままです)をエポキシ接着剤で固定しました。

 あとは前照灯とテールライトも点灯できるようにする予定ですが、とりあえずはこれで完成とします。

2009.5.23

ライト点灯など

 完成報告のあと、前照灯とテールライトの点灯工事も行いましたので、追加レポートです。

 ライトの点灯工事に合わせて、運転席とトイレの仕切りも入れることにしました。

 こちらは運転席仕切りで、車体方眼紙から切り出したあと、曲げ加工して曲げたところに瞬間接着剤をしみ込ませて固めています。

 表面は塗装の代わりに薄緑色のプリンタ用紙を両面に貼り付けて簡単に表現しています。なお仕切りの窓については車体方眼紙を曲げた時点で抜いておき、片面ずつ薄緑の用紙を貼り付け、ベースとなる方眼紙の穴に合わせて抜き直しています。

 こちらはトイレの仕切りで、単にL型に曲げただけの簡単なものです。

 これらの仕切りは、強力型の両面テープで車体に留めました。

 今回は片運転台なので、ライトの点灯回路としてはこのようなものを使用しました。

 ヘッドライトにはφ3mmの白色LED、テールライトとしては補強との取り合いの関係で、普通のφ2mmのが使用しにくかったので赤色のチップLEDを使用しました。

 ライトの点灯回路と仕切りを入れたところです。上回りと下回りはICのコネクタで接続するようにしています。

 運転台の隙間にある黒いものが、テールライトの電流制限用抵抗とダイオードで、目立たないように黒い紙で包んであります。また接続部など半田付けしたところは、絶縁のため熱収縮チューブをかぶせてあります。

 ライトを点灯させたところです。

 ヘッドライトは指向性の強い白色LEDを使用したこともあり、明かり漏れがほとんどありませんが、テールライトの方は結構赤い光が漏れていますので、このあとアルミテープで光り漏れを多少は抑えています。

 今回は動力車を除く3輛に点灯工事を施し、中間に入る際には、台車の向きを変えることで消灯するようにしてあります。

 またこの写真では少しわかりにくいですが、正面向かって左側の連結器の横に、付け忘れていたエアホースのコックを追加しています。


 これで本当にキハ35系4連完成です。

2009.5.29


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