マヤ34製作記 (3)

 マヤ34の車体のディテールの取り付けを進めています。

(どこかに書いたつもりでいた排気口の作製の項目が抜けていたので、追加しました。@4/25)

マヤ34製作記 (1)(2)、(3)、 (4)(5)


屋根上機器の取り付け準備

 前回作った観測窓など出っ張り部は、塗装直前に固定することとし、更に車体のディテール取り付けを進めます。

 屋根上のクーラーとベンチレータを取り付けるための穴を開けました。

 穴はφ2のドリルで開け、クーラーの長穴は2つ開けた穴の間をカッターでつなぎ、後は現物あわせで広げていきました。

 実際の固定は塗装後に行いますが、とりあえず開けた穴にクーラーなどをはめてみました。

 今回クーラーにはエンドウのAU12、ベンチレータはエコーの新型客車用を使用します。

水切り

 このマヤ34は10系客車と同様、窓の上に水切りが付いていますので、これを省略するわけにはいきません。

 これをどうするか悩みどころなのですが、今回はφ0.3の真鍮線を曲げて作ることにしました。

 まず水切りの幅を揃えるため、写真のような簡単な治具を工作用紙から作りました。

 工作用紙に、別途窓の大きさに切りだしたt0.5の厚紙を貼り付けただけの簡単なものです。

 これをガイドにして、焼き鈍した真鍮線を曲げていきました。

 実際にはこの治具に当てて曲げても、きれいには曲がりませんので、あくまで治具は大きさを揃える目安程度として、プライヤーとピンセットでこの治具に合うように曲げています。

 写真が実際に曲げたもの。

 端部は少し長めにしておき、後から切って長さなどは揃えました。

 長さを揃えて作った水切りパーツです。

 作った水切りは、ブラスクリーンで洗浄後、黒染めしてから取り付けます。

 黒染めした水切りは、サフェを使って車体に固定していきました。

 取り付けに当たっては、まず両端を点付けして、水切りが一直線にそろうよう注意します。

 側面全体を眺め、直線性に問題がないのを確認後、水切り全体に更にサフェを流して固定しました。

 こちらは上と反対側。

 一番右端の窓はHゴム支持なので、水切りは付いていません。

 これで大分窓周りもそれらしくなってきました。

排気口

 機械室(発電室)についている排気口(?)を作ります。

 型紙に付いていたパーツをそのまま組んだところです。

 継ぎ目や折り目を中心にパテとサフェを塗り、仕上げたところです。

 排気口のルーバーの部分はレーザーカットでスリットが入っていますが、ちょっと間隔にムラがありました。そこで今後のこともあり作り直すことにしました。

 作り直すに当たっては、写真のように幅の違う2種類の紙を重ね合わせることで、ルーバーのスリットを表現することにしました。

 まず幅の違う紙を2枚ずつ貼り合わせます。

 これを更に貼り合わせてスリットを構成します。

 右が貼り合わせたスリット部。

 排気口のもとのスリットは切り落として、新しく作ったものがはめ込めるようにしておきます。

 開口部に作製したスリット部をはめ込んだところです。

 出来としてはイマイチな気もしますが、とりあえずこれで良しとします。

ルーバー

 車体のディテールも、残り少なくなってきました。

 その中の大物が車体端部にある発電室のルーバーです。

 最初はプラ板に筋を入れて簡単に表現しようかと思っていたのですが、年明け早々に隙間のあるルーバーを見せていただいたこともあり、これでやってみたくなりました。

 方法としては、先に排気口でやったのと同様に幅の違う紙帯を貼り合わせ、少しずつずらして貼り重ねてやってみることにしました。

 貼り合わせには木工ボンドを使用し、写真のようにまず2枚の紙帯を貼り合わせたものを作ります。

 これを何組も作って、少しずらしながら貼り合わせました。

 出来たものが、これになります。

 最後に強度を持たせるために、裏からサラサラタイプの瞬間接着剤を流したのですが、少し流れすぎてルーバーの下部が汚くなってしまいました。

 ルーバーの取り付け位置は、上の写真にもあるようにふさがっていたのですが、それでは今回作ったものは入りませんので、縁に沿ってカッターでくり抜きました。

 くり抜いた断面には、瞬間接着剤をしみ込ませてヤスリで仕上げました。

 ルーバーの外形を整えて、車体にはめ込んだところです。

 こうやってみるとルーバーの並びも少し雑なのもわかりますね。

 この角度から見ると、ルーバーのところに少し隙間があるのがわかります。

 ただ手間をかけたほどの効果があるかは...。

 反対側の小窓の部分ですが、2004号は後から改造でルーバーになっていますので、小窓になったのは後からの改造で、参考にした写真はルーバーだったので、こちらも同様に作りました。

 写真で見ると、このルーバーは小窓より少し横に広いようなので、模型でも1mmほど左側に広げました。

 その後、瞬間接着剤をしみ込ませて断面をヤスリで仕上げます。

 ルーバーそのものは、前回と同様にして写真のように作りました。

 前回のに比べ、少し角度を大きくして、隙間を強調するようにしています。

 組み上げた後、横側の断面などに瞬間接着剤をしみ込ませて強度を持たせています。その後、デザインナイフとヤスリで側面の凹凸を仕上げ、更に角のRを落として、開口部にちょうど嵌り込むように仕上げました。

 ルーバーを広げた窓にはめ込んだところです。

 やはり少々の乱れはありますが、まあ良しとします。

仕上げ

 車体に観測窓などを付けて、仕上げました。

 その前に最初に作ったルーバーですが、開口の具合が見えやすいように、作り直してみました。

 ただやはり補強に流した瞬間がルーバーの間に流れ込み、出来としてはあまり大差がないです。

 とりあえず観測窓と機器室の排気口などを木工ボンドで車体に取り付けました。

 型紙の取説には観測窓は「塗装後に取り付けた方が...」と書かれていましたが、塗装の色合わせや隙間、接着剤のはみ出しなどが不安だったので、塗装前に取り付けてしまいました。

 機器室の排気口の部分の拡大です。

 乾燥後に見るとちょっと斜めになっているようにも見えますが、台形を作ったときの上下が平行にならなかったためのようです。

 さすがにこれの修正は大変そうなので、泣く泣くこのまま進めることにします。

 上とは反対側です。

 観測窓の部分。

 窓の部分で車体との間に少し隙間が残ったところもありますが、窓をはめ込む予定なので、その際に隠すようにします。

 さて、次は車体の塗装に進みます。

つづく


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