マヤ34製作記 (5)

 上回りの工作もほぼ終わったので、いよいよ下回りの工作に進みます。

マヤ34製作記 (1)(2)(3)(4)、(5)


台車枠の組み立て

 台車は型紙に付いていないため、最初は自作しかないかと思っていたのですが、模型仲間からボナ・ファイデ・プロダクツのマヤ34キットの台車を分売してもらえるとの情報を頂き、そちらを利用することにしました。

 これがボナの台車パーツの主なところです。

 台車側枠およびそのパーツはホワイトメタル、軸受けや梁の部分はエッチングパーツです。

 ピポット軸受けは、モアの軸受けメタルを入れるように設計されていますが、モアのが簡単に入手できなさそうだったので、比較的容易に入手できるKTMの軸受けメタルを使用することにしました。

 まずは写真のように、単純に軸受メタルを置き換え、エッチングパーツと面一になるようにしたのですが、軸受けメタル厚みやピポット受けの位置が異なり上手くいきません。

 そこで少々試行錯誤して、以下のように何とか問題無いように組み上げることが出来ました。

 エッチングパーツは厚さ0.3mmで、そのままでは強度が足りませんので、軸受けの上部はパーツを2枚重ねて補強するようになっています。

 ここは写真のように目玉クリップで位置を固定し、断面から半田を流してしっかり固定します。

 中央のセンターピンの通る部分は、3枚重ねの板を補強として半田付けし、計4枚重ねで車体の重量を受けます。ここも穴の縁が一番狭く強度が出ないので、その部分は特にしっかり半田を流すように注意しました。

 さてKTMの軸受メタルは厚さが2mm強あるのですが、それを写真手前のように、厚さ1.5mm程度まで削って薄くしました。

 これ以上削ると、ピポット先端に穴が空きそうですが、1.5mmまでなら大丈夫でした。

 軸受けメタルを嵌める穴は、KTMの軸受けメタルの径とほぼ同じなので、丸ヤスリで少しなめてやれば軽くはまります。

 軸受けメタルを半田付けする際には、既に半田付けした補強板の他に、更にもう1枚0.3mmの板をスペーサとして重ね、受け側の表面が0.6mm程度エッチングパーツから飛び出すようにして固定しました。

 軸受け側から見るとこのような感じになります。

 ここまで組んだところで側枠を直角に曲げ、中梁も重ねて半田付けします。その際、曲げた角の部分にも内側からしっかり半田を流して強度を持たせました。

 仮に車軸をはめたところです。

 軸の遊びがないのが少し気になりますが、転がりはなめらかです。

2010.6.14

 中間台車の内台枠も同様に作製しました。

2010.6.21

 台車枠の工作にかかります。

 台車枠に空気バネを付ける穴を開けます。

 枠の裏側に目安となる凹みがあるので、それをガイドにピンバイスで開けました。

 空気バネのパーツをエポキシ接着剤で取り付けました。

 この台車の特徴である、測定器の部分を付けました。

 あとで説明書を良く読むと、ここはグレーに塗り分けるので、塗装後に付けた方が良いと書かれていました。

 ブレーキシューは下のように一体で成形されてますので、バラバラに切り離して取り付けます。

 枠の裏の凹みとシュー側のモールドが合うようになっていますので、位置決めは楽ですが、バリなどが残っていると上手く嵌り込まないので、バリ取りなどは注意して行う必要はあります。

 はめ合わせに注意して、エポキシ接着剤でブレーキシューも固定しました。

2010.6.27

 台車枠を仕上げます。

 各台車に変換機のパーツを付け、中間台車には駆動装置およびその台座をエポキシ接着剤で付け、台車の外枠は完成です。

 完成した外枠をエッチングパーツを曲げて作った内枠・軸受け部に接着すれば台車は完成ですが、その前に軸受けメタルのあたりを取るために、軸受けの裏を少しだけ削ります。

 したがオリジナルで、上がリューターで軽く削ったところです。

 削ったといってもごくわずかですが、軸受けメタルの角の部分を逃げるように凹みの縁を軽く削っています。

 軸受けメタルがほとんど干渉しないのを確認して、エッチングパーツとホワイトメタルをエポキシ接着剤で接着してしまいました。

 これで台車を塗装して車輪をはめれば、走り装置はほぼ完成です。

2010.7.5

 床板にセンターボルスタを付けました。

 プラ板で作った床板の所定の位置に穴を開け、ボナのボルスタをクリアボンドで接着しました。

 早速、ボルスタに台車を止め、上回りと合わせてみました。

 まだ床下機器がないので少し間が空いていますが、まずまずの雰囲気かと思っています。

 いよいよ最後の床下機器の工作を残すところとなりました。

2010.7.11

台車の塗装

 前回の更新から大分間が空きましたが、台車枠の塗装を行いました。

 まず車軸は当面とピポット先端をマスキングテープでマスクします。

 これを両面テープで段ボールに固定し、プライマーとつや消し黒のラッカーを順に吹いて車軸を塗装しました。

 塗り終わった車軸のマスキングテープをはがしたところです。

 台車枠については、細く切った段ボールを持ち手として、そこに両面テープで固定しました。

 その後、車軸と同様プライマー、黒の順に側枠の表裏とも塗装しました。

 台車枠下の部分はグレーに塗られているようなので、エナメル塗料のミディアムグレーを筆塗りしました。

 また軸受けの部分は、綿棒と小さく切ったティッシュを使って、ラッカーを拭っています。

 このように塗り終わった台車枠に車軸をはめて、台車は完成です。

2010.10.3

つづく


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