ワムフ100キット(ホビーモデル製)製作記 - 前編(車体関係)

黄色の帯の入った急行便貨物は写真でしか見たことはありませんが、個人的にいつかはやってみたい編成でした。この中心となるワキ1000およびワム90000はホビーモデルのキットとKATOの完成品で作製しました。あとはワムフ100を待つばかりでしたがようやくホビーモデルからプラキットが発売されましたので早速購入し、2005年秋の花月園運転会に間に合わすべく作製しました。


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キット全景

最近のホビーモデルのキットは2輌セットとなっていますが、このワムフ100は1輌分です(ただし値段は2輌分以上...なのは、内装や集電用パーツが入っているのを考慮しても何とかしてもらいたいところです)。そこから1輌分の車体関係のプラパーツを抜き出すとこれだけになります。他にはプラ製台車、手すり用の真鍮線とウエイトの金属パーツが入っているのは、ワキ1000と同様ですが、ワムフには室内用のいすや机なども含まれています。

車輪は別売りですので、ワキにあわせてプレート車輪を用いることにしました。また連結器が別売りなのもワキと同様です。

なお製作の基本的な流れは先に作製したワキ1000と同じですので、同じところは略していきますので、そちらも参考に見ていただければと思います。

まずキットを組むに先立って、いつものように車体関係のパーツをランナーにつけたまま古歯ブラシと洗剤で表面を洗浄します。

上回りの組み立て

車体の組み立ては基本的にはワキ1000の場合とまったく同様に進めました。

基本的な手順は(1)真鍮線を曲げて手すりを作製・黒染め、(2)手すりの側板への取り付け、(3)側板と妻板をあわせて側板を箱にする、となります。ここまで進めた状態が上の写真です。

ワムフではデッキがありますので、まずは室内との境の妻板(?)まで箱に組み立てました。外側になるデッキの妻板はデッキの床との取り合いがありますので、あとからデッキの床をはめて位置を調整してから固定します。

ワムフのキットにはテールライトを点灯できるように、いくつかパーツが入っています。荷物室側には写真のように真鍮製のテールライトケースが付いています。これは妻板のテールの穴に先端を差し込んで、瞬間接着剤で固定しました。取り付けるタイミングは、側板を箱にしてからでもできますし、箱にする前に妻板に接着しておいても大丈夫です。

デッキに関わる床板はこのようになっています。カプラーを取り付けるネジは床板にはめ込んで上から蓋をする構造になっており、これはホビーモデルのコキ50000なども同じです。

カプラー取り付け用ネジをはめて接着した床板を車体にはめたところです。

この床板の位置にあわせて、デッキの妻板をまず上部の張り出しのところに接着します。

下から見るとこのようになります。ネジが下につきだしているのがわかります。カプラーを取り付ける際には、このネジにカプラーを差し込みナットで固定することになります。

デッキの妻板を接着したところです。

このままでは強度的にも不安ですので、最終的には塗装終了後床板にも下部を接着し、屋根を取り外しできるようにすることにしました。

キットの素組ではデッキ部に手すりが付くようにはなっていませんが、ここは結構目立つところでもありますので写真のように手すりを追加しています。

実車の写真を参考にして0.4mmのドリルで所定の位置に取り付け穴を開け、黒染めした手すりを差し込んだ後、裏側から瞬間接着剤で固定しています。実際の手すりの取り付けは、デッキ妻板取り付け前の写真にも見えているように、デッキ妻板を接着する前に行っています。

特にデッキ妻板に付ける手すりは1mm厚程度の柱に取り付け穴を開ける必要があるため、鉄筆で取り付け位置をしっかり決め、慎重に穴を開ける必要があります。デッキ妻板の手すりに関しては上は柱に貫通させて固定した後、ヤスリで出っ張った部分を削って柱と面一になるようにしてます。

側板を組み立てたところで、車掌室と荷物室の境の仕切り板を接着しました。

仕切り板はあわてて接着する必要はないかもしれませんが、今回は屋根を接着しないので車体の剛性を保つためにこの時点で接着しています。

床下機器の取り付け

床下機器の取り付けを床板に空気配管を取り付けるところから始めます。写真は空気配管とブレーキシリンダー、ブレーキ梃子を取り付けたところで、ここまではワキの場合とまったく同じです。

ワムフの場合は、足踏みブレーキ関係のものは付きませんので、あとは蓄電池箱などを取り付ければこれで床下機器の取り付けは完了です。

写真は床下機器を全て取り付けたところです。車体の中央に便所流し管が付いていますが、全体にワキよりも簡単です。

この段階ではデッキのステップ(写真右端)も取り付けていますが、実際に台車を取り付けてみるとこのステップと干渉して首振りができなくなるため、後ほど取り外しました。

台車の組み立て

ワムフキットの台車の組み立ても基本的にはワキと同様ですが、テールライトなどの点灯に配慮して、台車に写真のような集電シューが組み込めるようになっているのはありがたいところです。

写真は台車1台分のパーツを集めたところで、他に車輪は必要です。

ワムフの台車では梁と台車側板を焼きつぶすところにプラのワッシャ(?)をはめるようになっています。

ワムフの台車では写真のように梁と台車側板を焼きつぶすところにプラのワッシャ(?)をはめるようになっています。

プラワッシャをかませて焼きつぶしたところです。

車輪をはめて反対側も同じように焼きつぶすと、このように台車は仕上がります。

梁に付いている出っ張りに集電シューをはめ込むとこのようになり、シューで車輪の裏側をこすって集電を行います。

梁にスリットが2本切ってあるので、KATOなどのようにここから集電子を出すのかと最初思いましたが、結局は使わず、センターピンを通して導通を取るようになっています。

車体完成

ここまでで一通り車体は完成ですので、屋根板・床板をはめ、台車に乗せてみました。

工作手順に特に示しませんでした(工作中の写真を取り忘れた)が、屋根板にはガーランドベンチレータがつきます。

組み立ては基本的には数と配置が違うだけでワキのときと同じですが、ワムフにはストーブ用の少し小さなベンチレータがつきます。このベンチレータはワキのキットにも共通パーツとして入っていました。ストーブ用は写真のようにセンターからオフセットしていますので、間違えることは少ないと思います。


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