新メニュー・監獄レストランチ。
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カランカラーン。

まいどー。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

あれー?どしたのー?みーちゃーん??

「・・・・・何か言うことはありませんか、式王子さん?」

ナニガー?

「確か、もう一寸前にいらっしゃる予定でしたよね?」

・・・・・・・んん?

「話すネタがあったのに私の出番を飛ばしませんでしたか?と聞いてるんですっ。」

う・・・・・献血のこと?それは・・・・今40%くらい書いて放置・・・・。

ゴキンッ!!

ぐえッ!首が・・・・え?

「おもて・いちしきぃ〜〜〜〜!!!」

うぇぇぇぇ、首に、ピッケル、かけた、まま、回さ、ない、でぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・

「首拉ぎぃッ!!」

ガシャーンッ!!!

あうあうあうあー・・・・・・・・・・・・・・・。

「人を蔑ろにするとこうなるんですッ。覚えといた方が良いですよ、式王子さん。」

・・・・・(無駄だとは分かってるけど、リベンジ敢行だな・・・。俺にだって男の意地ってもんがある!やられっ放しで済むものかッ!!)裏壱式ぃ〜〜〜っ・・・・

「でも、もういいです。こうして来てくれた訳ですからっ(にっこり)。」

え・・・・・・・・・・・・。

「それじゃ、今日は何の話ですか?相変わらずヒマですから、付き合いますよー。」

・・・・・・・・・・・・・・。

「どうかしましたか?式王子さん?高尾山(ピッケル)出しっぱなしで・・・。」

あ・・・・いや・・・・・・(・・・最近イヤなかわし方覚えましたね・・・水葉さん。)。

「で、何ですか?」

はぁ・・・・。今日は精神病院・・・・・。

「式王子さんッ!!」

うわあッ!!何ですかッ!!

「そういうことは病院とかで何とかなるもんじゃありませんよ!!いくら式王子さんが社会の屑でダメ人間で鬱気味でも、病院じゃ無くて、ちゃんと話せる場所が必要なんですよ!?私だって及ばずながら力になりますから・・・・・ね?」

・・・・・・・・・・・・・・・・。

「・・・・あれ?どうかしましたか?なんか周りのトーンが50%増しで暗いんですけど。」

いや・・・・水葉さんの中での俺の立場を再認識したっつーか、なんつーか・・・・。

「??」

そうでなくて、「精神病院を模したレストラン兼飲み屋」
行ってきましたよって話を・・・・・・。

「あ。そうなんですか。お一人で?」

何でそんな寂しいことしなきゃいけないんですか・・・。

「聞きたいですか?」

いえ・・・・・。とりあえず先に「いくら俺にも友人の一人二人はいる」って事で答えに変えさせてもらいます・・・・ケンウチウミさんとmotさんですよ。

「あぁ、あのお二方ですか。日記や雑記をたまに見ますけど、『式王子さんもコレくらい才が在ったら・・・・。』と思いますけどねー。」

(優しくない・・・優しくないよ、水葉さん・・・・。)・・後、ニューカマーが一人。

「にゅーかまー、ですか・・・・・かまぼこと関係が?」

はじめて顔合わせる人のことです・・・・。サメとも助惣鱈とも関係ありません。

「なるほどぉ・・・・。どんな方ですか?」

それがウチケンさんが色々言って俺を脅すですよ。「ヤンキー系で右腕にタトゥー入れてる」とか、「身長が4mある」とか、「自分の吸った煙草を人の舌で消させる」とか・・・。

「・・・・それはすごいですねぇ。」

いや・・・・二つ目で何かに気付きましょうよ・・・・普通の比較的好青年でしたよ・・・。

「でも、式王子さんと話が出来るんですよね・・・・。」

水葉さん・・・・。「俺と話せる」ってだけで、人のことを特異な目で見ないでください・・・。

「でも・・・・。」

でももしかしもヤマカシもないです。

「超人・・・・?」

話が飛ぶからやめて下さい・・・・。んで、そのお店なんですけど、まぁホテル街のそばにありまして。もうウチケンさんが「俺が徹夜仕事で外出た時に髪が濡れたカップルどもがいるってのはどういうことだ!」とおかんむりで。

「あっ・・・それは・・・・・・ぁ・・・・・。

まぁ、そういうことです。(うわぁ、水葉さん、顔真っ赤・・・・)

「あの・・・それで・・・・お店は・・・」

あぁ、話し戻しましょうか。それでですね、店内は本当に監獄兼精神病院みたいで、店員は皆ナース服か白衣かオペ時の服で、しかも入り口で手錠かけられるんです。進んで俺がかけられたんですけど。ナースの店員さんに
「手馴れてますねー。」って言われましたよ。

「あぁ、式王子さん、手馴れてますもんねー。」

・・・俺は逮捕暦ありですかい。

「まぁ、お世辞にも褒められたことでは在りませんね。」

逮捕暦に関してはスルーですか。まぁ、案内時に店員全員が「4名様ご入院でーす!!」って言うからそんな気もしてきますけどね・・・。カルテも書かれますし。

「心の病・・・・?」

あぁもうそれで良いです・・・・。

「式王子さんは引きこもり気味ですからねー。新しい人が来たからって人見知りとかしなかったですか?会話はちゃんとできました?」

水葉さんはお袋ですか。ちゃんと話しましたよ。

「何をですか?」

・・・・・コスプレについて。

「はい?」

『コスプレしてれば、ちょっと位不細工でもイケる』とか。『聖コス行かね?』とか。『どうせテメェはまほろさん萌えだろ?』とか。あとは・・

「ごそごそ・・・・(挑生用意)。」

・・・やめまーす。で、その後なんですけど、ウチケンさんとmotさんが酷いんですよ。

「何かあったんですか?」

その後、色々話してたんですけど、急に会話が止まる事があって。なんだろなぁ、と思ってたんですけど、その止まってる間に二人を観察してたら、他の卓でオーダーを取るナースをしっぽり視姦して・・・みーちゃん。

「なんですか?」

半分笑顔で御嶽山(ピッケル)を出すのはやめてください。

「大丈夫ですよ?まだ。」

(「まだ」って・・・)まぁ、とりあえず個性的なお店ですね。頼んだメニューが来るたびに

店員さん「カシスオレンジになりまーす!(結構大声)」
俺等「あーい。」
店員さん(渡してくれず)
「こちら、カシスオレンジになりまーすッ!!!!」

(テンション3倍)
俺等「オォォォォォォォレェェェェィィッ!!!!!」
(テンション5倍)

って感じでやけにテンションが高いし。
メニューの名前も「ナースにいたずら」とか・・・・。

「式王子さんッ!!」
ガツンッ!!


痛ッ!!

「したんですかッ!!」

何をですかッ!!

「だから・・・・その・・・・いたずら・・・・・。」

メニューの名前だって言ってるでしょう!!食事のッ!!ちゃんと次に出てくるメニューも「婦長に怒られ」→「強制退院」ってしっかりオチがついてますッ!!!

「あ・・・そうですか・・・。」

ホント、信用も容赦もないっすね・・・。

「ゴメンなさい。これからちゃんと話を聞きますからっ。」

むぅ・・・・・。

「まぁまぁ、そんなに臍を曲げないで。ほかに何があったんですか?」

・・・ショータイム。

「・・・・・コスギ?」

ハンニバルが脱獄したぞぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!

「きゃあッ!!!」

って放送とともに暗転&照明が替わって、医者達が逃げたハンニバルを探すんです。確認のために卓にまで入ってきて俺も首絞められましたし。
んで、見つけると一寸広い所で公開オペですよ。
「これから公開オペを開始する!!」って放送とともに
ハンニバルはズボン下ろされてナースとドクターに
イケナイ体位で心臓マッサージとかされる
んですけど、
どうもそれがダメだったらしくてハンニバルは死にかけるんですよ。
その時の放送が「まずい!!このままではハンニバルが死にそうだ!!」
まんまですよ。


最後に全員のカウントダウンを合図に、
尻にぶっとい注射を刺されてカムバックするんです。

もうその時の「ハンニバルが蘇生した!!」って時のファンファーレと
俺等全員の一体感。爽快でしたね。

「ハンニバルー!!」
「オマエ頑張ったよーッ!!!」
「うわーッ!!」


ってな感じで。「コジャレだから」といって否定せずにたまにはあぁいうところにも行って見るもんですね・・・・・って、みーちゃん??

「だから・・・・。」

はい?

「なんで、そんないかがわしいことをしっかり見てるんですかぁぁぁぁぁッ!!」

うわぁッ!!また御嶽山(ピッケル)ッ!!
だから人の話を最後まで聞いてくだ・・・・あ。

つるっ。

「きゃあッ!!」


おわぁッ!!

ガッシャーン!!

・・・・ふにっ。

・・・・・・ふに?


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


・・・・・・・・んんん???

「・・・・・・・・・・し・・・・・。」

あの・・・・みーちゃん?

「式王子さんの、ばかぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」

ててててててててー。


・・・・・・・・・・・・あのー、みーちゃーん・・・・・・。

・・・・ハンニバルは男だし、いかがわしい心臓マッサージも勿論男のドクターがやってたから、笑えこそすれいかがわしくもなんともないんだけどー・・・・・。

不可抗力に関して謝るのが先か・・・??

・・・・・にぎにぎ。

意外とあるんだなぁ・・・・・。

「・・・・・新しいオチ、つけましたね。」

おわぁッ!!マスターッ!!!

「いやいや、狩野君のあんな姿を見る事があるとは。長生きはするものですね・・。」

俺の寿命は限りなくゼロに近いですよ・・・・・。

「いやいや・・・大丈夫ですよ。人間そう簡単には死にません。」

いや、意外とそうでもないですよ・・・・。挑生とか、首拉ぎとか。

「ははは・・・。まぁ、狩野君の方は私がちゃんとしておきますから、また来てください。」


はぁ・・・。まぁ、来ますけどね・・・・じゃ。

カランカラーン。


「・・・・・ふむ、昼の『二次元』も楽しくなりそうですね・・・。」


「あぁ、そうだ。和製DEENさんが行かれたお店『アルカトラズE・R』のHPはこちらです。気が向いたら行かれたらどうでしょう?」

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