■Dig me no grave。 03年3月4日
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マスター・・・オーダー頼む。
左手首にためらい傷一つね。急いで。
まいど、和製DEENです。
この度ウチの店に新入社員が入るとの事。
おにゃのこかなー。ずらし眼鏡が反則的に似合う天然系ならボカァ、言うことないね。
うっかりフレーム曲げたりしても俺が直すね。クレーム処理も全部受けるね。
「ごめんなさい・・・。私がやっちゃったミスなのに・・・・。」
「あー、気にしないでよ。あぁ言う人は何言っても無駄だから、ひたすら頭下げればいいんだよ。ホラ、俺頭下げるのだけは得意だし。店長に鍛えられてるからねー。イヤー、負け犬はつらいよーあははー。」
「そんなことないですッ!!」
「はいぃッ!?」
「そんな・・・あんな理不尽な人に謝れる人は・・・負け犬なんかじゃありませんよぅ・・。」
「いや・・・あれはさ・・・。」
「怒鳴られても、怒鳴られても、ずっと話し聞いて、頭下げて・・・」
「オーイ・・・・。」
「何か私、変なのかも知れませんけど・・・頭下げている人を見て、初めてスゴイって思ったんですよ・・・・。」
「・・・・・・。」
「だから、負け犬なんて・・・・。」
「・・・・あー・・・分かった分かった。まぁ、程ほどに生きてるから、俺は。負け犬ではあるまい。な?」
「・・・はい。」
「そーゆーわけで、あんま気にしないよーに。」
「ありがとうございますッ!!あの・・・・」
「ナニ?まだ何か?」
「・・・これからも・・・頼りにして・・・良いですか?」
「まぁ・・・程ほどにナー。」
「オーイ!!おめーよー!」
「やべッ、店長だ!!加工放置しっぱなしだった!!」
「また素人以下の加工してんじゃねーよ!!!」
「あー、ごーめーんーなーさーいー・・・(耳を引っ張られ)。」
「・・・・・・くすっ。」
みたいなさぁッ!!!(机を叩いて力説)
まぁ・・・そんで、来たんですけどね。その新入社員。

ウチの新入社員(店舗内ディスプレイ課所属。仕事・巣作り)
あーもーこんな沢山いるんなら俺クビでいーじゃん。 |
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